CDやDVDに寿命はあるのか

光ディスクは、永久にデータを残せないのか

パソコン内のデータを保存するためによく使われる光ディスク。主な光ディスクには、音楽等によく使われるCDや、映像等によく使われるDVDがあります。最近は、DVDよりさらに大容量化が実現したBD(ブルーレイディスク)が、普及してきており、今後も光ディスクを使う機会は増え続けるでしょう。

ところで、CDやDVD等の光ディスクには寿命があり、いずれ記録したデータは読み込めなくなるのでしょうか。半永久的にデータを保存できそうな気もしますが、一般に光ディスクの寿命は数十年と言われており、思ったより寿命は長くはないようです。しかし、光ディスクの寿命は、数年であるという意見もあり、中には数百年以上は大丈夫という意見も見られます。少なくとも寿命が100年以上であれば、かなり安心できるかと思いますが、寿命が数年と言われると、あまりにも寿命が短すぎると感じるのではないでしょうか。

そこで、ここでは光ディスクの寿命はどれくらいなのか、また寿命は扱い方やメーカーによって変わるのか等、光ディスクの寿命に関する記事等を紹介しています。もし寿命が、光ディスクの保存方法によって変わるのであれば、自分の努力によって寿命を延ばす事ができますし、光ディスクの製造メーカーによって寿命が変わってくるのであれば、メーカーを選ぶ事により寿命が長い光ディスクを使う事ができます。

日経トレンディネットの記事「記録メディアの寿命はどれくらい?」によると

記録メディアの寿命はどれくらい? - 日経トレンディネットにて、CDやDVD等の記録メディアの寿命(耐用年数)について書かれていますが、CD-RW、DVD±RWの耐用年数は数十年から100年程度、DVD-RAMの耐用年数は10年以上となっています。

これらのデータは、光ディスクのメーカーが公表したものであり、通常の使い方をした場合の目安だそうです。CD-RW、DVD±RWの寿命の長さは、数十年から100年となっており、容認できるレベルだと思いますが、DVD-RAMの寿命は10年以上となっており、長期保存するのには、やや不満が残る結果だと思います。しかし、DVD-RAMは、何度も書き換えを行い、一時的な保存に使うのに向いている光ディスクだと思いますので、寿命が他と比べてやや短くても仕方ないのかもしれません。

また、記事では、光ディスクを高温・多湿環境に置いたり、光ディスクに衝撃を与える事よって、寿命が短くなると警告しており、寿命を延ばすには、光ディスクの扱い方には気をつける必要がありそうです。特に直射日光があたる夏場の車内に、光ディスクを置くのは避けたほうが良いでしょう。室内においても、窓からの日差しが当たらない所に置いておくのが無難でしょう。また、冷暖房器具の近くに置いておくのも避けたほうが無難でしょう。

All Aboutの記事「上手に保管して、長持ちさせよう! CDやDVDにも寿命がある?!」によると

上手に保管して、長持ちさせよう! CDやDVDにも寿命がある?! - [オーディオ・ビジュアル]All Aboutにて、CDやDVDの寿命や、有効な光ディスクの保存方法について書かれています。

この記事によると、市販されているCD(CD-ROM)やDVD(DVD-ROM)の寿命の目安は30年〜100年、CD-RやCD-RW、DVD-R、DVD-RW、DVD-RAMの寿命の目安は10年〜100年となっています。寿命が100年なら安心ですが、10年だと短く感じます。よって、もう少し寿命の精度の向上を望みたいところですが、光ディスクに限らず、製品の寿命を決める事は非常に難しい事なので仕方ないかもしれません。

また、一回のみ書き込みが可能なCD-RやDVD-Rと、複数回書き込みが可能なCD-RWやDVD-RWでは、どちらが寿命が長いかについては、一回のみ書き込みが可能なCD-RやDVD-Rの方が長寿命だそうです。この理由は、複数回書き込みが可能なCD-RWやDVD-RWでは、熱によく反応する素材を使っているからだそうです。恐らく、熱によく反応するため、熱によって劣化しやすいのでしょう。

他に記事では、CDやDVDを長持ちされるテクニックが詳しく載っているので、光ディスクをどのように保存したら良いのか調べたい方は、大変参考になると思います。

日経BPネットの記事「メディアの寿命はこうして推定する DVDは百年もつか?(1)」によると

メディアの寿命はこうして推定する DVDは百年もつか?(1):DVDは百年もつか?にて、DVD等の光ディスクの寿命に関して詳しい解説が載っています。記事では、そもそも光ディスクの寿命はどのように決めているのか、根本的な問題についても言及をしており、それを読むと光ディスクの寿命について考えさせられると思います。

まず、この記事では、財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAj)による寿命測定結果が紹介されており、引用すると、

光ディスク
保存条件
DVD-R DVD-RW DVD-RAM
温度25度
湿度80%
15〜178年 45〜4万9000年 データなし
温度30度
湿度80%
9〜74年 27年〜1万1000年 134〜250年


となっています。DVD-Rに関しては、寿命が10〜100年とよく言われている通り、この結果と大体一致すると思いますが、DVD-RWに関しては、最小寿命が十年単位で、最大寿命が万年単位となっており、あまりにも上下の差があり、参考になるのか疑問を感じるところでしょう。

そこで、記事では、何故このような寿命の結果が出るのか答えるために、寿命の測定方法について詳しく解説されています。詳細は記事を参照してほしいのですが、簡単に言うと、温度が高い環境での光ディスクの寿命を測定し、その結果から室温における光ディスクの寿命を決めています。

一般に光ディスクは、高温であるほど劣化が速く進行し、寿命が短くなります。よって、高温においては光ディスクの寿命の結果が早く求まります。もし、室温において寿命の測定を行なえば、何十年も待つ必要があり、なかなか測定結果が出ません。一方で高温の環境下では、数週間、または数ヶ月で寿命が求まるので、測定結果が早く出ます。

しかし、室温における寿命の結果は、高温における寿命の測定結果より推定されたものであるため、どうしても誤差の影響が出てきます。室温における寿命の推定には、アレニウス法が使われているのですが、アレニウス法で、温度が高いところの寿命の測定結果を基にして温度が低いところの寿命を求めようとすると、温度が高いところの測定結果の誤差によって、温度が低いところの推定結果がぶれやすいのです。この理由により、室温における寿命の推定結果の上下差がかなり開いてしまうわけです。

また、アレニウス法を用いた室温における寿命の推定結果が、本当に正確なのか、まだまだ検討する余地があるでしょう。高温における環境では、熱による変形が起きやすく、それが寿命を大幅に縮めているため、そのような変形が起きない室温では推定結果よりも寿命が長いかもしれませんし、私たちは通常温度や湿度が変化するところに光ディスクを置いておくため、温度や湿度の変化によって、推定結果よりも寿命が短くなるのかもしれません。

室温で寿命の測定を行なっていては、あまりにも時間がかかりすぎるため、高温での寿命の測定結果に頼らざるを得ませんが、寿命の測定結果の精度を増そうと、国内や海外でもその動きが活発だそうです。

再び、寿命の推定結果に話が戻りますが、この記事で紹介されている結果では、DVD-RよりもDVD-RWやDVD-RAMの方が寿命が長いです。これは先のDVD-Rの方が長寿命と言っていたAll Aboutの記事とは、逆となっています。

日経BPネットの記事では、DVD-Rに使われている有機色素よりも、DVD-RWやDVD-RAMに使われている相変化化合物の方が熱に強いから、DVD-RWやDVD-RAMの方が寿命が長いと書かれていますが、とりあえず、両者ではデータを記録するところに使われている素材が異なっていますので、寿命に差が出るのは当然かもしれません。

ただし、どちらの素材が熱に強いのか、意見が分かれているようです、また、どちらが寿命が長いか判定した測定結果において、違った結果が見られる原因は、測定に使用した光ディスクのメーカーの違い、または測定誤差等が考えられます。

以上を踏まえると、DVD-Rと、DVD-RW、DVD-RAMの中でどれが寿命が一番長いか決めるのは難しいです。よって、DVDの規格の違いよりは、寿命が長く品質が高いメーカー製のものを選ぶ事に注意したほうが良いのかもしれません。

光ディスクの品質が良くないと、書き込みエラーが起きやすい、または寿命が短いのか

パソコン関連の商品を販売しているショップなら、どこでもあるとは限りませんが、光ディスクには驚くほど安い製品があります。オンラインショップで探すと見つかりやすいですが、1枚最安値の域にある価格の光ディスクは、他と比べると半額以下となっています。ここで気になるのは、安い光ディスクの品質についてです。人件費や販売方法の工夫等をしてコストを減らし、低価格を実現しているなら、物自体は大丈夫そうですが、光ディスクの製造に使われている材料等、物自体に直接関わってくる部分のコストを削減しているのであれば、製品の品質は大丈夫なのか不安になります。なぜなら、品質が悪いと、書き込みエラーの原因や、長期間経過後の読み込みエラーの原因になると考えられるからです。

ネットの口コミ等を見ると、特に安い海外のメーカー製の光ディスクは、書き込みエラーの発生が起きやすく、数年で読み込めなくなった意見が目立ちます。私の友人の話では、どこのメーカー製なのかわからない無名ブランドの光ディスクを使ったら、書き込みエラーが多かったそうです。当たり外れの問題や光ディスクドライブとの相性問題による影響もありそうですが、一般に粗悪な光ディスクは書き込みエラーが起きやすく、寿命が短いと言われています。先に紹介した光ディスクの寿命の測定結果の記事でも、粗悪な光ディスクは寿命の測定が困難と言っており、粗悪な光ディスクには寿命以前の問題がある事がわかります。

私は、どの家電量販店でも販売されている、有名なメーカー製(主にTDKやマクセル)の光ディスクを使っていますが、書き込みエラーが起きたり、光ディスクが読み込めなくなったりした経験はありません。といっても、今までに数百枚の光ディスクに書き込みましたが、ほとんどの光ディスクは、書き込みを行なってから読み込みせずに放置してあるだけなので、中には読み込めなくなってしまっている光ディスクがあるかもしれません。今のところ、私が光ディスクを頻繁に使い出した2002年頃に書き込みを行なった光ディスクの一部は、正常に読み込めます。これは、まだ10年も経過していないので当然かもしれません。

ユーザーの間で評価が高いメーカーは

ネットの口コミ等を見ると、太陽誘電製の光ディスクが人気で、エラーが発生しにくい等、評価が高い意見が多いです。他に光ディスクの有名な製造メーカーとして、TDK、ソニー、マクセル等がありますが、これらのメーカー製の光ディスクも、よく売れているようです。しかし、若干太陽誘電と比べると、書き込みエラーがおきやすい等の不満の声が目立ちます。私は、よくTDK製やソニー製、マクセル製の光ディスクを使っていますが、今のところ問題が起きた事はありませんし、これらのメーカー製の光ディスクを使っている大半のユーザーも品質に満足しているようです。

よって、どのメーカーの光ディスクが、信頼性が高いか判断するには、公正なテストで出されたエラー発生率の結果などを見る必要があると思われますが、今のところメーカー別に、寿命の長さや書き込みエラーの少なさ等を比較した結果で、公正な資料は見たことがありません。正確には、メーカー別に比較した測定結果はある事はありますが、AメーカーやBメーカー等と、具体的なメーカーは伏せてあるのが現状です。しかし、国内メーカーと海外メーカーを比較したデータは見られ、例えば、 寿命ゼロのメディアが存在するワケ DVDは百年もつか?(3):DVDは百年もつか?の記事を見ると、海外メーカー製よりも国内メーカー製の方が、品質が高いようです。これは、国内メーカー製の光ディスクを評価するユーザーとの意見と一致します。よって、大切なデータを保存したい場合は、信頼性の高い国内メーカー製の光ディスクを選ぶのが無難だと思われます。

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2016/04/06 更新