Core i7(Bloomfield)とCore i7(Lynnfield)の違い

Bloomfield の Core i7 と Lynnfield の Core i7 両者は似ており違いは小さい

マイクロアーキテクチャ Nehalem を採用した CPU には、開発コードネーム Bloomfield の Core i7、開発コードネーム Lynnfield の Core i7 があります。

先に発売されたのは、Bloomfield の Core i7 です。

Bloomfield の Core i7 と Lynnfield の Core i7 それぞれに複数の製品があり、製品によって性能が異なりますが、Bloomfield の Core i7 の方が性能が高いです。

両者の性能差は比較する製品の組み合わせによって異なってきますが、両者の性能差は小さく、Bloomfield の Core i7 と Lynnfield の Core i7 どちらも同じくらいの性能を持つ高性能 CPU と言えます。

Bloomfield の Core i7 と Lynnfield の Core i7 両者の違いも小さいですが、以下に両者の主な違いについて記載します。

クロック周波数に関する違い

Bloomfield の Core i7 と Lynnfield の Core i7 どちらもターボ・ブースト・テクノロジーに対応しています。

ターボ・ブースト・テクノロジーとは、CPU が行う処理に応じて自動的にクロック周波数を上げて処理速度を向上させる技術です。

クロック周波数は段階的に上がりますが、Bloomfield の Core i7 はどの製品も2段階まで、Lynnfield の Core i7 は製品によって異なり5段階か7段階までであり、Lynnfield の Core i7 の方がクロック周波数が向上します。

Bloomfield の Core i7 と Lynnfield の Core i7 両者の間の性能差は小さくても、Bloomfield の Core i7 の方が性能重視ですので、Bloomfield の Core i7 の方が段階数が大きくなるようにしなかった理由は不明です。

もしかしたら、Bloomfield の Core i7 よりも後に発売された Lynnfield の Core i7 では、発売時期が遅くなった分 CPU の動作に関する検証が進み、段階数を増やしても問題ないことが明確になったからかもしれません。

バスに関する違い

CPU とチップセットを接続するバスは、Bloomfield の Core i7 は QPI(QuickPath Interconnect)ですが、Lynnfield の Core i7 は DMI(Direct Media Interface)です。

簡単に言えば、QPI の方が DMI よりも帯域幅が大きいので、Bloomfield の Core i7 の方が、CPU とチップセットを接続するバスの帯域幅が大きく、Lynnfield の Core i7 は帯域幅が小さいです。

Lynnfield の Core i7 は、PCI Express x16 コントローラーを内蔵しましたので、CPU と PCI Express x16 インターフェースが直接接続となり、その分 CPU とチップセットを接続するバスの帯域幅を小さくしても問題なくなったので、帯域幅が大きい QPI ではなく帯域幅が小さい DMI を使う設計にしたと思われます。

Bloomfield の Core i7 は、PCI Express x16 コントローラーを内蔵していませんので、CPU はチップセットを経由して PCI Express x16 インターフェースと接続することになり、CPU とチップセットを接続するバスの帯域幅は大きい必要がありますので、QPI を使っていると思われます。

Lynnfield の Core i7 は、CPU と PCI Express x16 インターフェースが直接しており、チップセットを経由しない分こちらの方が良さそうですが、どの製品もレーン数は16までです。

レーン数は16あれば十分なら問題ありませんが、例えばビデオカードを2枚搭載し、それぞれに16レーン割り当てたい場合、Lynnfield の Core i7 だとレーン数が不足し、それぞれのビデオカードに8レーン割り当てることになります。

Bloomfield の Core i7 と、レーン数が16よりも多く例えば32あるチップセットと組み合わせて使えば、2枚のビデオカードそれぞれに16レーン割り当てることができます。

TDP に関する違い

Bloomfield の Core i7 はどの製品も TDP は 130W です。Lynnfield の Core i7 は製品によって TDP が異なり、95W か 82W です。

Bloomfield の Core i7 と Lynnfield の Core i7 の仕様の差を考慮すれば、両者が同じくらいの性能を発揮するなら発熱量も同じくらいのはずですので、Bloomfield の Core i7 の方が TDP に余裕が出てくると思われます。

Bloomfield の Core i7 の方が TDP に余裕がある分、ターボ・ブースト・テクノロジーによってクロック周波数が向上しやすいと思われます。

メインメモリーに関する違い

Bloomfield の Core i7 と Lynnfield の Core i7 どちらにもメモリーコントローラーが内蔵されていますが、最大メインメモリー容量は Bloomfield の Core i7 は 24GB、Lynnfield の Core i7 は 16GB です。

また、Bloomfield の Core i7 はトリプルチャンネルに対応しており、Lynnfield の Core i7 はデュアルチャンネルに対応しています。

CPU ソケットに関する違い

Bloomfield の Core i7 と Lynnfield の Core i7 は、CPU ソケットが異なります。

Bloomfield の Core i7 では、CPU ソケットは LGA1366 です。Lynnfield の Core i7 では、CPU ソケットは LGA1156 です。

LGA1366 と LGA1156 に互換性はありませんので、CPU を選ぶ時はマザーボード側の CPU ソケットに合わせて適切な方を選ぶ必要があります。

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2017/06/28 更新