Pentium IIIのL2キャッシュメモリーCoppermineからオンダイに

L2キャッシュメモリーがオンダイになったことにより性能向上

最初に発売された Pentium III の開発コードネームは Katmai、その次は Coppermine ですが、Coppermine から Pentium III の L2 キャッシュメモリーはオンダイになりました。

CPU 内部には、演算処理を担う回路を載せた半導体チップがあり、その中にキャッシュメモリーがある場合はオンダイ、ない場合はオフダイと呼びます。

Coppermine の Pentium III は、L2 キャッシュメモリーをオンダイにすることで、L2 キャッシュメモリー・バスのクロック周波数が、コアのクロック周波数と同じになりました。

Katmai の Pentium III は、L2 キャッシュメモリーがオフダイとなっており、L2 キャッシュメモリー・バスのクロック周波数は、コアのクロック周波数の半分です。

オンダイにしなくてもオフダイでクロック周波数を同じにすることは可能ですが、コストがかかります。サーバーやワークステーション向けの CPU であれば、コストをかけてでも同じにしても良いでしょうが、パソコン向けの CPU ではコストを抑え、できるだけ価格を安くする重要性が高くなってくるため、パソコン向けの CPU ではオフダイのまま同じにすることは難しくなってきます。

Coppermine の Pentium III は、他にも L2 キャッシュメモリーに関連する改良が行われており、Coppermine の Pentium III の L2 キャッシュメモリー容量は 256KB、Katmai の Pentium III は 512KB なので容量が半分となりましたが、容量が半分になったことによる性能低下は見られず、L2 キャッシュメモリーの改良による性能向上が見られます。

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2017/06/21 更新