グラフィックス専用ビデオチップではなく、CPU 統合ビデオチップを使用すれば、グラフィックス性能は落ちますが、消費電力が低くなりますので、バッテリー駆動時間が延びるメリットがあります。
使用ビデオチップ | 性能 | 消費電力 |
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CPU 統合ビデオチップ | 低い | 低い |
グラフィックス専用ビデオチップ | 高い | 高い |
グラフィックス専用ビデオチップとCPU 統合ビデオチップ、どちらを使用するかは手動で設定変更を行う必要がありますが、nVIDIA 社の Optimus(オプティマス)技術を利用すれば、自動化して適切に設定変更を行う事ができるようになります。
例えば、オフィスソフトウェアを使用中は高いグラフィックス性能を必要としないため、CPU 統合ビデオチップを使用して消費電力を抑えます。動画コンテンツの視聴や PC ゲームをプレイする時は高いグラフィックス性能を必要とするため、グラフィックス専用ビデオチップの使用へ変更し、パフォーマンス重視で動作します。
このように、Optimus 技術によって自動的に適切な方のビデオチップを使用する事で、長いバッテリー寿命と高いパフォーマンスの両立が実現できるようになります。