規格 | 動作電圧 |
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DDR3 | 1.5V |
DDR3L | 1.35V |
DDR3U | 1.25V |
DDR3L の動作電圧は DDR3 の90%、DDR3U の動作電圧は DDR3 の約 83% となります。消費電力は電圧の2乗に比例しますので、DDR3L の消費電力は DDR3 の約 80%、DDR3U の消費電力は DDR3 の約 70% になります。
パソコンにとって消費電力が下がるのは良い事ですが、特にバッテリーで動作するノートパソコン等では消費電力が下がるとバッテリー駆動時間の延びにつながるため、消費電力量が下がる事による恩恵は大きいです。
そのため、省電力を重視しバッテリー駆動時間が長いノートパソコンで、DDR3L や DDR3U のメインメモリーを搭載するモデルがよく見られます。
また、メインメモリーを大量搭載するワークステーション等では、メインメモリーだけでも消費電力が高くなるため、消費電力が下がれば消費電力の削減量が大きくなり、環境に優しくなります。
他にもメリットがあり、消費電力が下がれば発熱量が小さくなるため、必要な冷却性能の緩和につながります。