片面のみにメモリチップが存在するメインメモリーをシングルサイド、両面にメモリチップが存在するメインメモリーをダブルサイドと呼びます。
メインメモリーに対して、一度にデータ読み書き可能な単位をランクと呼びます。メインメモリーは、メモリコントローラーとデータバスで繋がり、データバス上にデータが伝送されますが、データバスのバス幅は64ビット、すなわち一度に64ビットのデータを読み書きできます。
2015年1月1日時点では、パソコンではデータバスのバス幅は64ビットが主流ですが、将来は拡張され64ビット幅を超えるバス幅が主流になるかもしれません。
1つのランクを持つメインメモリーは、シングルランクと呼ばれ、一度に64ビットのデータを読み書きすると、データを記憶する記憶素子が詰まっているメモリチップは、全てデータ読み書き対象となります。
2つのランクを持つメインメモリーは、デュアルランクと呼ばれ、一度に64ビットのデータを読み書きしても、データ読み書き対象とならないメモリチップが出てきます。
以下は、シングルランクのメインメモリー1枚とデュアルランクのメインメモリー1枚を搭載した様子を表した図です。
黒い正方形の物がメモリチップですが、メモリチップのバス幅は8ビットが主流であり、たいていのシングルランクのメインメモリーは、メモリチップを8個実装して、データバスのバス幅64ビットに対応します。一度に64ビットのデータを読み書きすると、赤線で囲った全てのメモリチップに対してデータ読み書きが行われる事になります。
たいていのデュアルランクのメインメモリーは、バス幅8ビットのメモリチップを16個実装していますが、メモリコントローラーと結ぶデータバスのバス幅は64ビットですので、一度に8ビット×16=128ビットのデータを読み書きができるようにはなりません。
一度に64ビットのデータを読み書きすると、赤線で囲ったメモリチップ8個のグループ2つの内、どちらかのグループでデータ読み書きが行われます。両者のグループに対して、同時にデータ読み書きはできません。
デュアルランクのメインメモリーは、シングルランクのメインメモリー2枚を1枚にまとめたようなものであり、図では片面のみにメモリチップが存在していますが、実際のデュアルランクのメインメモリーは、たいてい両面にそれぞれメモリチップを実装しています。
そのため、シングルサイドならシングルランク、ダブルサイドならデュアルランクと言えるのですが、必ずしも成り立つとは限りません。
ダブルサイドでもシングルランクだったりしますし、ダブルサイドでクアッドランク、すなわちシングルランクのメインメモリー4枚を1枚にまとめたようなものもあります。
シングルサイドかつシングルランクのメインメモリーや、ダブルサイドかつデュアルランクのメインメモリーが多いため、基本的にシングルサイドはシングルランク、ダブルサイドはデュアルランクと言えますが、製品によっては当てはまりません。
シングルサイドはシングルランク、ダブルサイドはデュアルランクなのか
基本的にシングルサイドはシングルランク、ダブルサイドはデュアルランクと言えるが、当てはまらない製品もある
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2019/03/20 更新