M.2 と Hyper M.2 や Ultra M.2 の違い
対応している PCI Express のリビジョンが違う
M.2 は、マザーボードと拡張カードとの接続に使われるインターフェースです。
M.2 ではなく、Hyper M.2 や Ultra M.2 も見られます。M.2 と Hyper M.2 や Ultra M.2 には、対応インターフェース規格に違いがあります。
以下は、両者の対応インターフェース規格です。
M.2 |
Serial ATA 6.0 Gbps
PCI Express 2.0 x4 |
Hyper M.2
Ultra M.2 |
Serial ATA 6.0 Gbps
PCI Express 3.0 x4 |
両者を比べると、対応している PCI Express のリビジョンに違いがあります。M.2 は PCI Express 2.0 に対応しており、Hyper M.2 や Ultra M.2 は PCI Express 3.0 に対応しています。つまり、Hyper M.2 や Ultra M.2 の方が、データ転送速度が速いです。
PCI Express 2.0 x4 |
20Gbps |
PCI Express 3.0 x4 |
40Gbps |
ちなみに、x4 は対応レーン数の上限を表しています。つまり、レーン数の上限は4ですが、x2(レーン数の上限は2)の場合もあります。レーン数が異なればデータ転送速度も異なります。
レーン数の上限が2の場合は、以下のデータ転送速度となります。
PCI Express 2.0 x2 |
10Gbps |
PCI Express 3.0 x2 |
20Gbps |
Hyper M.2 や Ultra M.2 という名称は、いずれ見られなくなるかもしれない
Hyper M.2 や Ultra M.2 は、マザーボードのメーカーが独自に決めた名称であり、ASUS が Hyper M.2、ASRock が Ultra M.2 という名称を付けて使用しています。
M.2 は、PCI Express に対応するとして登場したインターフェースですが、PCI Express の特定のリビジョンに対応するとして登場したインターフェースではありません。
M.2 がマザーボードに見られるようになってから、しばらくは PCI Express 2.0 に対応している M.2 のみが見られましたが、PCI Express 3.0 に対応している M.2 が出始め、PCI Express 3.0 に対応している事を分かりやすくするために、Hyper M.2 や Ultra M.2 という名称が作られたと思われます。
いずれ PCI Express 3.0 に対応している M.2 が主流となれば、Hyper M.2 や Ultra M.2 という名称は見られなくなるかもしれません。
2015年1月1日時点では、マザーボードにある M.2 は、PCI Express 2.0 に対応している M.2 が主流であり、PCI Express 3.0 に対応している M.2 は少なく、ASUS のマザーボードでは Hyper M.2、ASRock のマザーボードでは Ultra M.2 が見られます。
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2019/03/20 更新