Bluetooth 4.0 は、LE(Low Energy)と呼ばれる省電力機能が追加された事が大きな特徴であり、LE を使用する通信では、大幅に消費電力を抑えられます。
Bluetooth 4.1 では、主に LE に深く関わる機能が追加されており、省電力機能が発展した Bluetooth の規格と見る事ができます。
Bluetooth 4.1 から追加された機能等を見れば、Bluetooth 4.0 と Bluetooth 4.1 の違いが見えてきます。以下に、Bluetooth 4.1 から追加された主な機能等を記載します。
Bluetooth 4.0とBluetooth 4.1の違い
省電力機能が発展した Bluetooth 4.1
Bluetooth 4.1 から追加された主な機能等
モバイル端末向け通信サービスの電波との干渉を抑える技術
携帯電話やスマートフォン等のモバイル端末向けの通信サービスでは、様々な周波数帯が利用されています。モバイル端末向けの通信サービスが利用する周波数帯が、Bluetooth が利用する周波数帯に近いと、それぞれの通信の電波が干渉してしまい、通信速度が低下する、通信が切れて不安定になる等、通信の品質低下が起きる場合があります。この通信の品質低下は、モバイル端末向け通信サービスでも Bluetooth でも起きます。Bluetooth 4.1 では、この干渉を抑える技術が追加され、通信の品質低下が起きにくくなっています。
データ転送の効率化
Bluetooth に限らず通信では、データを転送する前の準備や、データ転送後の転送確認、次のデータを転送する準備等で時間がかかります。このようなデータ転送を行うために生じる必要な処理をオーバーヘッドと呼びます。オーバーヘッドにかかる時間が短いほど、より効率的にデータ転送できるようになり、データ転送量が大きくなります。Bluetooth 4.1 では、LE を使用する通信で、上記のように効率的なデータ転送ができるようになっており、データ転送量が大きくなっています。従来よりも早くデータ転送が終わるため、消費電力の削減にもつながります。
再接続機能
Bluetooth で機器同士を接続する事を、ペアリングと呼びます。ペアリングした後に接続が切断されたら、またペアリングを行う、すなわち機器を操作する必要がありますが、Bluetooth 4.1 では自動的に再接続する機能が追加されています。例えば、Bluetooth の最大通信距離よりも離れてしまって通信が切断されてしまった場合、Bluetooth 4.1 で追加された再接続機能により、通信可能な距離に近づけば自動的に再接続されます。
直接インターネット接続できる機能
Bluetooth 4.1 では、LE を使用する通信で直接インターネット接続できる機能が追加されています。従来は、インターネット接続するには、パソコンやタブレット、スマートフォン等の端末へ Bluetooth 接続し、端末を通してインターネット接続できました。この機能により、無線 LAN ルーターへ Bluetooth 接続し直接インターネット接続できます。ただし、無線 LAN ルーターも、Bluetooth 4.1 に対応している必要があります。
ホストとクライアント同時になれる機能
Bluetooth で接続する機器同士は、接続される側の機器をホスト、接続する側の機器をクライアントと呼びます。ホストは、複数のクライアントと接続できます。Bluetooth 4.0 では、LE を使用する通信において、ホストとクライアントどちらにでもなれる機器であっても、両者同時にはなれません。LE を使用しない通信では、両者同時になれます。
Bluetooth 4.1 では、LE を使用する通信でも、ホストとクライアント同時になれる機能が追加されています。この機能により、ホストに接続しているクライアントは、ホストにもなって別のクライアントと接続できます。
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2023/09/07 更新