モデムとハブを使用して複数台PCで同時にインターネット利用できるのか
グローバルIPが重複し、同時にインターネット利用できない
モデムとパソコンをLANケーブルで接続し、インターネットを利用している場合、モデムとパソコンとの間にハブを入れてLANケーブルで接続すれば、複数台のパソコンで同時にインターネットを利用できるように見えます。
しかし、インターネットを利用できるのは1台のパソコンのみで、他のパソコンではインターネットを利用できません。例えば、2台のパソコンをハブに接続した場合、1台のパソコンでインターネット利用中は、他のパソコンではインターネットを利用できません。
モデム |
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ハブ |
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パソコン(※1) |
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パソコン(※1) |
(※1)インターネット同時利用できない
インターネットを利用するためには、プロバイダからもらうグローバルIPアドレスが必要ですが、上記の接続の仕方では1台のパソコンでグローバルIPアドレスを利用することになり、他のパソコンでは利用できないので、同時にインターネットを利用できません。
グローバルIPアドレスは、住所のようなものであり、同じ住所が複数存在すると手紙や荷物等を正しく届けられなくなってしまいますが、同様に複数のパソコンでグローバルIPアドレスを利用すると重複してしまい、通信できなくなってしまいます。
同時にインターネットを利用するためには、ルーターが必要
同時にインターネットを利用するためには、ルーターが必要です。
モデム |
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ルーター |
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ハブ |
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パソコン(※2) |
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パソコン(※2) |
(※2)インターネット同時利用できる
上記のようにルーターを接続し、ルーターがグローバルIPアドレスを利用するようにします。また、ルーターはハブの先に接続されている複数台のパソコンに対し、それぞれプライベートIPアドレスを割り当てます。
プライベートIPアドレスは、複数台のパソコンの中でのみ通用する住所のようなものです。実際の住所は、共有して利用しているところもあり、その場合は氏名等で判別しますが、プライベートIPアドレスは氏名等に当たるものとイメージするとわかりやすいかもしれません。
ルーターは、プライベートIPアドレスを各パソコンに割り当てることにより、どのパソコンから送信されたデータなのか、モデムから受信したデータはどのパソコンに送信するのか、管理できるようになり、複数台のパソコンで同時にインターネット利用できるようになります。
ルーターが無いと同時にインターネット利用は不可能というわけではなく、複数のグローバルIPアドレスを利用する、パソコンをルーターにする等、ルーター無しで同時にインターネットを利用する方法はありますが、周辺機器のルーターを用意して使用し同時にインターネットを利用できるようにする方法が一般的です。
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2019/03/20 更新