解像度とは
液晶モニターでは、色を表現する小さな点が集まって画面表示を行っています。どれだけの点が集まっているのか表すのが解像度です。
解像度は、幅と高さのドット数で表され、例えば 800×600 であれば横に 800 ドット、縦に 600 ドットの点があります。
ノートパソコンで見られる主な解像度
以下は、ノートパソコンが搭載する液晶モニターで見られる主な解像度の一覧です。各解像度には名称が付いていますが、名称だけでは解像度がわかりにくいため、仕様等には名称と解像度を合わせて表示している場合が多いです。
- 名称 解像度
- WXGA 1280×800
- HD(FWXGA) 1366×768
- WXGA+ 1440×900
- SXGA 1280×1024
- WXGA++ 1600×900
- SXGA+ 1400×1050
- WSXGA+ 1680×1050
- UXGA 1600×1200
- FHD 1920×1080
- WUXGA 1920×1200
- QXGA 2048×1536
- WQHD 2560×1440
- WQXGA 2560×1600
- 3K 2880×1620
- QSXGA 2560×2048
- QHD+ 3200×1800
- QUXGA 3200×2400
- 4K(QFHD) 3840×2160
高解像度ほど良い
解像度が高いと、様々なメリットがあります。まず、表示領域が広くなるメリットがあります。
例えば、横サイズが800のウィンドウを画面に表示する場合、解像度の幅が800だと1画面内に1ウィンドウ表示すると横にいっぱいになりますが、解像度の幅が1600あれば残り800余ります。同じウィンドウがもう一つあれば、余った800のところに並べての表示が可能となります。
ただし、画面サイズが同じであれば、解像度を上げると点の大きさが相対的に小さくなるため、結果として画面に表示する文字等のサイズが小さくなってしまうため、OS 上で表示サイズが大きくなるよう調節して使う事になります。
画面サイズによりますが、大画面サイズのノートパソコンでも 1920×1080 程度あれば表示領域が十分広く、それ以上解像度が高くなると、文字等の表示サイズが小さくて見づらくならないように大きく調節して使うようになるため、表示領域が広くなるというメリットは小さくなっていきます。
他に高解像度のメリットとして、文字や画像、映像等が緻密でなめらかに表示されるメリットがあります。このメリットに関しては、1920×1080 を超えても大きく、2560×1440 等の高解像度になると細部までくっきりと表示され、綺麗さの違いが容易に認識できるほどです。
画面サイズと解像度
人によって最適と感じる解像度は異なりますが、画面サイズが大きいほど解像度が高い方が望ましいです。画面サイズが15インチ型を超えてくるなら、1920×1080 程度の解像度が欲しいです。画面表示の綺麗さを重視するなら、それ以上の解像度を選ぶのがおすすめです。
また、画面サイズが15インチ型を超える場合、1366×768 等のような低い解像度だと、表示領域が狭く、粗さが見えるようになって不満に感じやすいので注意が必要です。
画面サイズが15インチ型より小さい場合でも、できれば 1920×1080 程度の解像度が欲しいですが、画面サイズが小さくなるほど、表示領域を広くする必要性が低く、粗さが見えにくくなるため、低めの解像度でも不満には感じにくくなりますので、1366×768 等のような低い解像度でも十分です。
それでも、画面表示の綺麗さを重視するなら、1920×1080 程度の解像度や、それ以上の解像度を選ぶのがおすすめです。