ビットレートが固定ではなく変動するエンコードには、2パスエンコードがあります。簡単に言うと、動画ファイル全体を解析して各シーンに最適なビットレートを割り出し、解析が終わった後にその割り出した最適なビットレートでエンコードを行うことです。
1パスエンコードでは、2パスエンコードのように始めに動画ファイル全体を解析せず、最適なビットレートを予測しながらエンコードを行います。
動きが激しいシーンではビットレートを高くしないと画質が大きく落ちますが、例えば急に動きが激しいシーンになった時、1パスエンコードだとそのようなシーンが出てくるとは予測できず、低いビットレートを割り当ててしまい画質が大きく落ちることがあります。
2パスエンコードなら、急に動きが激しいシーンが出てくることが事前にわかっているので、そのシーンに最適なビットレートを割り当てることができ画質が大きく落ちずに済みます。
また、あまり動きがないシーンでは低いビットレートを割り当てておけば動画ファイルの容量を抑えられます。1パスエンコードだと予測が外れ、あまり動きがないシーンなのに高いビットレートを割り当ててしまい、もっと動画ファイルの容量を抑えられたのにそうならないことがあります。
2パスエンコードなら、あまり動きがないシーンが出てくることが事前にわかっているので、そのシーンに最適なビットレートを割り当てて動画ファイルの容量を抑えることができます。
2パスエンコードの方が良さそうですが、1パスエンコードと比べると動画ファイル全体を解析する処理が必要となりエンコードにかかる時間が長くなるというデメリットがあります。エンコードにかかる時間は1パスエンコードの約2倍です。
1パスエンコードと2パスエンコードどちらにも一長一短があり、どのようなシーンがある動画ファイルをエンコードするのか、どれくらい画質を重視するのか、動画ファイルの容量はどれくらいにまで抑えるのか、どれくらいエンコードに時間をかけられるのか、総合的に考慮してどちらを選ぶのか決めることになります。
2パスエンコードとは?1パスエンコードとの違い
2パスエンコードでは事前に動画ファイル全体を解析してからエンコードする
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2023/09/07 更新