LAN ポート内部を見るとピンが8個あり、左から1番から8番まで番号が割り振られています。
MDI では、1番と2番が送信用のピンであり、3番と6番が受信用のピンです。MDI-X では、1番と2番が受信用のピンであり、3番と6番が送信用のピンです。
MDI ポート | MDI-X ポート | |||
ピン番号 | 割当 | ピン番号 | 割当 | |
1 | 送信用 | 1 | 受信用 | |
2 | 送信用 | 2 | 受信用 | |
3 | 受信用 | 3 | 送信用 | |
4 | 未使用 | 4 | 未使用 | |
5 | 未使用 | 5 | 未使用 | |
6 | 受信用 | 6 | 送信用 | |
7 | 未使用 | 7 | 未使用 | |
8 | 未使用 | 8 | 未使用 |
MDI と MDI-X には、このような違いがあるため、接続の仕方によって使用するケーブルが異なってきます。
LAN ポート間でデータ通信するためには、送信用のピンと受信用のピンが接続されている必要があり、MDI と MDI-X を接続する場合はストレートケーブル、MDI 同士か MDI-X 同士を接続する場合はクロスケーブルを使用する必要があります。
ストレートケーブルは、両者の LAN ポートにある同じ番号のピンを接続するため、MDI と MDI-X を接続する場合に使えば送信用のピンと受信用のピンが接続されます。
クロスケーブルは、一方の LAN ポートの1番ピンともう一方の LAN ポートの3番ピン、一方の LAN ポートの2番ピンともう一方の LAN ポートの6番ピンを接続するため、MDI 同士か MDI-X 同士を接続する場合に使えば送信用のピンと受信用のピンが接続されます。
接続する LAN ポートの組み合わせ | 必要なケーブル |
---|---|
MDI と MDI-X を接続 | ストレートケーブル |
MDI 同士を接続する | クロスケーブル |
MDI-X 同士を接続する |