マルチチャンネルで使用するメインメモリーを買うなら、複数枚セットを選ぶ方が良い理由

同じ仕様のメインメモリーでそろえる方が良い

マルチチャンネルとは、複数枚のメインメモリーを組み合わせて動作させ、データ転送速度を向上させる事です。複数枚のメインメモリーを搭載させても、それぞれ単独で動作させる場合は、シングルチャンネルと言います。

2枚のメインメモリーを組み合わせてデータ転送速度を向上させる事をデュアルチャンネル、同様に3枚の場合はトリプルチャンネル、4枚の場合はクアッドチャンネルと呼びます。組み合わせるメインメモリー枚数が多いほど、データ転送速度が向上します。

マルチチャンネルでメインメモリーを動作させるためには、マザーボードがマルチチャンネルに対応している必要があります。また、マザーボードは、マルチチャンネルに対応していても、デュアルチャンネル等の全てに対応しているとは限りません。

マザーボードがデュアルチャンネルに対応していても、トリプルチャンネルやクアッドチャンネルに対応していなければ、3枚や4枚のメインメモリーを搭載できても、デュアルチャンネルで動作させる事はできますが、トリプルチャンネルやクアッドチャンネルで動作させる事はできません。

さらに、組み合わせるメインメモリーの仕様が異なると、マルチチャンネルで動作せず、シングルチャンネルで動作する場合があります。マルチチャンネルで動作したとしても、動作が不安定、本来のデータ転送速度の向上が得られないトラブルが発生する場合があります。

そのため、マルチチャンネルで使用するメインメモリーを買うなら、同じ仕様のメインメモリーでそろえる方が良いです。

同じメーカーかつ同じ型番の製品でも、全く仕様が同じとは限らない

同じ仕様のメインメモリーをそろえるなら、メインメモリーの仕様は隅々まで詳細に公表はされていませんので、同じメーカーかつ同じ型番の製品でそろえると選ぶのが楽です。

しかし、同じメーカーかつ同じ型番の製品でも、全く仕様が同じとは限りません。メインメモリーに限らず PC パーツは、ある時に細かな仕様を変更する場合がありますが、型番も変更するほどではない仕様の変更であれば、同じ型番のままとなる場合があります。

マルチチャンネルで動作させる事ができなくなるほど仕様が変わる事はありませんが、細かな仕様変更が、マルチチャンネルでの動作が不安定、本来のデータ転送速度の向上が得られない事につながる恐れがあります。

そこでおすすめなのが、同じメーカーかつ同じ型番の製品が、複数枚セットで販売されているメインメモリーです。マルチチャンネルでメインメモリーを動作させる事が一般的になった頃から出始め、全く仕様が同じであり、複数枚での動作検証が行われていますので、マルチチャンネルで安定して動作し、本来のデータ転送速度の向上が得られる可能性が非常に高いです。

可能性が非常に高いとしたのは、全く仕様が同じメインメモリーでも、使用するマザーボードとの組み合わせ次第では、マルチチャンネルでの動作が不安定、本来のデータ転送速度の向上が得られない可能性があるためです。

一般的なパソコン使用用途では、デュアルチャンネルが主流のため、2枚セットのメインメモリーがよく見られます。クアッドチャンネルで動作させたい人のために、4枚セットのメインメモリーも見られます。

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2023/09/07 更新