不正指令電磁的記録に関する罪 警視庁 に記載されている以下の罪に当てはまり逮捕されたと思われます。
ウイルス供用罪とは遠隔操作アプリは、コンピュータ・ウイルスとは違うように見えますが、男は妻の意図とは無関係にスマートフォンで遠隔操作アプリを実行される状態にしたため、上記の罪を適用したと思われます。
・正当な目的がないのに、コンピュータ・ウイルスを、その使用者の意図とは無関係に勝手に実行される状態にした場合や、その状態にしようとした行為をいいます。
・3年以下の懲役又は50万円以下の罰金が課せられます。
男が遠隔操作アプリを利用して、どのような操作をしたのかは不明です。
遠隔操作アプリにある機能はアプリによって異なりますが、GPS で現在地を特定する、通話やメールを監視する、内蔵カメラで撮影する、内蔵マイクで録音する等があります。
もしかしたら、これらの機能を利用して自分の知らないところで妻はどのような行動をしているのか調べていたのかもしれません。
夫婦に限らず身内、友人等の間でも、相手の行動が気になってスマートフォンに遠隔操作アプリをこっそりとインストールしたいと思うことがある人がいるでしょうが、罪に問われる可能性があることを認識しておきたいです。