一方で PC ゲームでは、フレームレートが高いほど1秒間に静止画像を描画する回数が多くなります。例えば、60fps であれば描画する回数は1秒間に60回です。fps が高いほど滑らかに表示され、逆に fps が低いほどカクカク表示されるようになります。
PC ゲームのジャンルによりますが、フレームレートの高さが求められる PC ゲームではフレームレートが高い事が多く、フレームレートの高さを活かして滑らかな映像で PC ゲームを楽しもうとしても、リフレッシュレートがフレームレートよりも低ければ、フレームレートの高さを活かせません。
例えば、フレームレートが 120fps でリフレッシュレートが 60Hz であれば、実際のフレームレートは 60fps になります。つまり、パソコン側で1秒間に静止画像を描画する回数が多くても、その回数未満しか液晶モニター側で画面を書き換えられなければ、無駄になってしまう部分が出てきてしまいます。
そのため、PC ゲームのために液晶モニターを購入するなら、リフレッシュレートが高い液晶モニターを選ぶのがおすすめです。フレームレートが低めの PC ゲームしかプレイしないのであれば、リフレッシュレートが低めの液晶モニターで十分ですが、今後フレームレートが高い PC ゲームをプレイする可能性を考慮して、リフレッシュレートが高い液晶モニターを選んでおくのがおすすめです。
フレームレート≦リフレッシュレート | ・実際のフレームレートは、フレームレート通り |
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フレームレート>リフレッシュレート | ・実際のフレームレートは、リフレッシュレートと同じ |
2014年12月5日時点では、液晶モニターの標準的なリフレッシュレートは 60Hz です。リフレッシュレートが高い液晶モニターとなると、120Hz か 144Hz が主流です。
両者の違いは見分けるのが難しいほどですが、144Hz の方がおすすめです。120Hz の方が価格が安い傾向がありますので、予算を抑えたい方は 120Hz がおすすめです。