スイッチングハブを使用するとネットワーク負荷が低減する理由

スイッチングハブは、宛先へのみデータを送信する

ハブを使うと、複数のパソコンをLAN接続できます。ハブの中にはスイッチングハブと呼ばれるものがありますが、スイッチングハブを使用するとネットワーク負荷が低減します。

その理由は、ただのハブ(スイッチングハブではないハブ)は、あるパソコンからデータを受信すると、データの宛先以外のパソコンへもデータを送信しますが、スイッチングハブでは宛先のパソコンへのみデータを送信するからです。

例えば、ただのハブにパソコンA、パソコンB、パソコンC、パソコンDがLAN接続されているとします。パソコンAからパソコンDへデータ送信すると、そのデータを受信したハブはパソコンBとパソコンCにもデータを送信します。

パソコンBとパソコンCは、自分宛てへのデータではないので破棄しますが、ネットワークに流す必要はないデータが流れ、負荷が増大します。

本当に必要な通信は、パソコンAとパソコンDとの間だけですが、パソコンAはパソコンBとパソコンCとの間でも通信を行っているような状態となり、パソコンAとパソコンDが通信中は、パソコンBとパソコンCは通信することができません。

パソコンA ただのハブ パソコンB
パソコンC
パソコンD
(※)パソコンAからパソコンDへデータを送信すると、ただのハブはパソコンB、パソコンCにもデータを送信する

スイッチングハブでも同様にパソコンをLAN接続した場合は、パソコンDヘのみデータが送信されます。この場合、ネットワークに不要なデータが流れないので、負荷が低減します。

パソコンAとパソコンDが通信中でも、パソコンBとパソコンCは通信することができます。例えば、パソコンAからパソコンDへデータを送信中、パソコンBからパソコンCへデータを送信できます。

パソコンA スイッチングハブ   パソコンB
  パソコンC
パソコンD
(※)パソコンAからパソコンDへデータを送信すると、スイッチングハブはデータの宛先を判断し、パソコンDヘのみデータを送信する

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2023/09/07 更新