Continuum for phone でスマホをデスクトップに

Windows 10 のエディション Windows 10 Mobile は、スマートフォン用の製品です。

2015年6月1日時点では、Windows 10 Mobile は2015年後半にスマートフォンメーカーへ提供が開始され、その頃に Windows 10 Mobile 搭載スマートフォンが発売されると見られています。

Windows 10 Mobile には、Continuum for phone という機能があります。Continuum for phone は、使用環境に合わせて適切なユーザーインターフェースを提供する機能です。

Windows 10 Mobile 搭載スマートフォンでは、スマートフォンの画面上ではタッチ操作を行いますので、OS やアプリケーションはタッチ操作に適したユーザーインターフェースとなりますが、スマートフォンに外付けディスプレイを接続すると、ディスプレイ画面上にはキーボードとマウス操作に適したユーザーインターフェースが表示されます。

つまり、Windows 10 Mobile 搭載スマートフォンがあれば、デスクトップパソコンのように使えますので、Windows 搭載デスクトップパソコンを所持する必要はなくなります。

ただし、アプリケーションは Continuum for phone によって適切なユーザーインターフェースに変化するように作られていなければなりませんし、スマートフォンの性能では動画や画像編集、PC ゲーム等、負荷が大きい用途に使うのは難しいので、あらゆる人がWindows 搭載デスクトップパソコンが不要になるわけではありません。

自分が使用するアプリケーションが Continuum for phone 利用を前提に作られており、デスクトップパソコンではインターネットやメール、オフィス等、負荷が小さい用途に使うのに限るのであれば、Windows 10 Mobile 搭載スマートフォンをデスクトップパソコンの代わりとしても使えるため、Windows 搭載デスクトップパソコンは不要となります。

2015年6月1日時点では、スマートフォンの OS は Google 社の Android、Apple 社の iOS が主流であり、Windows は全然普及していない状況です。

Windows 10 Mobile 搭載スマートフォンが発売され、それを所持すれば Windows 搭載デスクトップパソコンが不要となるユーザーに支持されれば、スマートフォンの OS として Windows が普及するかもしれません。