なぜメインメモリ容量を増やすと良いのか

メインメモリ容量を増やすメリットとは

パソコンを購入しようとすると、メインメモリの増設、すなわちメインメモリの容量を増やす事を、よく推奨されると思います。ただ推奨されるだけでなく、メインメモリの増設費用が半額などと、お得な割引サービスなどと併用される場合が多いです。

このように、通常より安くしてまで、メインメモリ容量を増やす事を推奨されるわけですが、販売する側にとって、多少は利益が増えるなどのメリットはあるでしょう。一方、私たちパソコンユーザーにとっても、メインメモリ容量を増やす事は大きなメリットとなります。なぜなら、メインメモリ容量が多いほど、パソコンの処理能力が向上するからです。

その理由は、メインメモリとその周辺の PC パーツの役割などを見ていくと、わかると思います。ここでは、CPU とメインメモリ、HDD に絞って説明します。

メインメモリの役割

まず、パソコンは、非常に多くのデータを扱うわけですが、そのデータの計算を行う役割を担うのが CPU です。計算の際には、データを記憶しておく所が必要ですが、CPU には、キャッシュメモリがあり、そこにデータを記憶します。ただし、このキャッシュメモリの容量は小さいので、少量のデータしか記憶できません。そこで、メインメモリの出番となります。

メインメモリは、キャッシュメモリよりも遥かに多い容量を持っており、そこにたくさんのデータを記憶できます。ただし、キャッシュメモリよりもデータの移動に時間がかかるという欠点があります。つまり、キャッシュメモリからデータを読み出したり、書き込みを行ったりする際にかかる時間は非常に短いのですが、キャッシュメモリがメインメモリとなると、その時間は長くなります。しかし、時間が長くなるといっても、人から見たら、気にならないレベルです。よって、キャッシュメモリ容量が少ない事を気にしすぎる必要はありません。

次に、メインメモリ容量が足りなくなった場合を考えます。ここで、HDD (ハードディスクドライブ)の出番となります。メインメモリに記憶しきれなくなったデータは、HDD にて記憶されるのですが、先と同様に、HDD は、メインメモリよりもデータの移動に時間がかかります。

しかも、この時間の伸び具合は、人にとって気になるレベルとなります。つまり、CPU が計算をする際に、HDD からのデータの読み出しや、HDD へのデータの書き込みが発生すると、途端にパソコンの処理能力が下がります。

これを防ぐには、メインメモリ容量を増やす事が効果的となります。キャッシュメモリを増やすのも効果的ですが、技術的な都合上、簡単には増やせません。一方、メインメモリなら簡単に増やせます。特に、頻繁にメインメモリにデータが収まりきらない状態になっているパソコンにとって、メインメモリ容量を増やす事は非常に効果的であり、劇的な処理能力の向上に期待できます。

メインメモリの容量は、机の広さ

もう少しわかりやすくするために、上記の CPU やメインメモリ、HDD を、私たちの身の回りの物などに当てはめて考えるとわかりやすくなります。一例ですが、机の前に座って学習、または仕事しているところをイメージしてみて下さい。

学習や仕事をする際に必要な書籍やノートをデータにたとえると、CPU は私たちの頭脳に値するでしょう。そう考えると、キャッシュメモリは脳みそ、メインメモリは机にたとえられます。私たち人間の脳みそは、大量の情報を記憶する事が苦手なため、机の上に書籍やノートを置いて、それらから情報を得たり、情報を書き込んだりします。

CPU も同様に、大量の情報が記憶できないため、メインメモリを活用し、データの読み出しや書き込みを行います。つまり、メインメモリ容量は、机の上の広さにたとえられます。机が広いほど、たくさんの書籍やノートが広げられて、学習や仕事の効率が上がるように、メインメモリの容量は多いほど、処理能力が上がるというわけです。

HDD ですが、これは本棚にたとえられます。机の上に置けなくなった書籍やノートは、本棚に置いて整理しておくと便利ですが、いざ必要になったときに取り出すと、時間がかかり、学習や仕事の効率が下がります。

これと同様に、HDD にデータがあると、データの読み込み、書き込みに時間がかかるため、パソコンの処理能力が下がってしまいます。これを防ぐには、机の上を広くする、すなわちメインメモリ容量を増やす事が効果的である事がわかります。

メインメモリの容量は、ほどほどに

以上、メインメモリ容量を増やす事のメリットを、人が机で学習や仕事をしている状況にたとえて説明してきましたが、机の上が広すぎては、大したメリットにならないように、メインメモリ容量についても同じ事が言えます。一般的なパソコンユーザーにとっては、OS が Windows XP の場合は 1GB 、Windows Vista の場合は 2GB で十分です。ただし、PC ゲームソフトや動画編集ソフトなどを使う際は、大容量のメインメモリが無いと快適に動作しませんので、さらにメインメモリ容量を増やしておくのがおすすめです。

最近は、メインメモリの価格が随分と安くなりましたので、自分にとって必要なメインメモリ容量を深く考えずに、OS が利用可能なメインメモリ最大容量 4GB にしても良いでしょう。OS には、32 ビット版と 64 ビット版がありますが、よく使われるのは前者の 32 ビット版であり、32 ビット版は、4GB (実際は 3 GB 弱)までしかメインメモリ容量を利用できませんので、4 GB 以上搭載しても意味がありません。32 ビット版 OS でも 4 GB以上利用する手段はありますが、やや難しい作業が必要です。

もし、64 ビット版 OS であれば、4 GB 以上のメインメモリを搭載する事もありですが、そこまでの大容量メインメモリが必要かどうか、よく検討する必要があります。一般的なパソコンの使い方であれば、4 GB もあれば、今のところ十分なはずです。

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2015/12/28 更新