なぜドットピッチが大きくなると、文字の表示サイズが小さくなるのか

ドットピッチが大きくなると、ドットサイズが小さくなる

ドットピッチとは、1インチ当たりのドット数を表します。単位は dpi(dot per inch)が使われ、100dpi であれば1インチ当たり100個のドット数が存在します。

ドットピッチが大きくなると文字の表示サイズが小さくなります。その理由は、ドットピッチが大きくなると、1インチ当たりに存在するドット数が増え、各ドットの大きさが小さくなり、各ドットが集まって表示される文字のサイズも小さくなるからです。

実際にはドットピッチが 10dpi や 20dpi の液晶ディスプレイは存在しませんが、存在するとします。それぞれの液晶ディスプレイに、1文字に縦横10ドット程度使い文字Aを表示すると、以下のようになります。

ドットピッチ 10dpi
(1)ドットピッチ 10dpi
ドットピッチ 20dpi
(2)ドットピッチ 20dpi

画像「(1)ドットピッチ 10dpi」は、10dpi の液晶ディスプレイに表示した様子を表しており、画像「(2)ドットピッチ 20dpi」は、20dpi の液晶ディスプレイに表示した様子を表しています。

20dpi の液晶ディスプレイでは、ドットピッチが大きくなり各ドットの大きさが小さくなっており、文字の表示サイズも小さくなっているのが分かります。

文字の表示サイズは、大きくできる

あまりにも文字の表示サイズが小さくなると見づらくなりますが、今の Windows には文字の表示サイズを拡大する機能があります。

昔の Windows には、そのような機能はなく、Windows ではドットピッチ 96dpi の液晶ディスプレイを使用する事を前提にして、文字に限らずアイコンやボタン等の表示サイズが決められていました。

昔は、ドットピッチが 96dpi くらいの液晶ディスプレイが主流だったので問題ありませんでしたが、液晶ディスプレイの高解像度化が進み、ドットピッチ 96dpi を大きく超える液晶ディスプレイが普及し始めました。

今の Windows では、そのような高解像度液晶ディスプレイにも対応し、文字に限らずアイコンやボタン等の表示サイズを大きくできるようになっています。つまり、今の Windows は、96dpi に限らず 120dpi や 144dpi 等の液晶ディスプレイを使用する事も考慮されて作られています。

ただし、Windows 上で動作するソフトウェアによっては表示サイズが大きくならず、ドットピッチが大きい液晶ディスプレイで使うと表示サイズが小さすぎて見づらい場合があります。

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2023/09/07 更新