ハードディスクの性能

プラッタ容量

ハードディスクには円盤の形状のものが入っており、この円盤のことをプラッタと呼びます。ハードディスクにはプラッタが1枚、または複数枚入っており、それぞれのプラッタにデータを記録します。プラッタ容量とは、このプラッタに保存可能なデータの容量を表します。プラッタ容量が多いほど、1つのプラッタでデータを保存できる量が増え、プラッタに記録されたデータの密度が増加します。よってプラッタ上を動くヘッドのデータを読み書きする効率が上がります。

接続方式

ハードディスクはマザーボードとケーブルを使ってつながれており、そのケーブルを通してデータを転送します。この転送速度が速いほどハードディスクの処理速度が向上しますが、その速さを表すのが接続方式、すなわちインターフェースです。最近の新しいパソコンは新しい規格のSerial ATA 150またはSerial ATA 300を採用していることが多いです。また1つの規格でも様々な呼び方がありますので、メーカーによって記載の仕方が違う場合があります。

接続方式でNCQと書かれている場合NCQに対応しています。NCQに対応しているとハードディスクのプラッタ上にあるデータを効率よく読み込みできますので、処理速度が向上します。

インターフェース 転送速度
Ultra ATA/100 100MB/s
Ultra ATA/133 133MB/s
Serial ATA 150
(Serial ATA 1.5Gbps)
(Ultra SATA/1500)
150MB/s
(1.5Gbps)
Serial ATA 300
(Serial ATA 3.0Gbps)
(Ultra SATA/3000)
300MB/s
(3.0Gbps)

Serial ATA Uについて注意すること

ハードディスクの仕様表、ショップが表示するハードディスクのスペックを見て考えると、Serial ATA Uという表記は転送速度が300MB/sである、またはNCQに対応しているという意味だと思われます。しかし、正しい意味はこれらとは違うようです。よってSerial ATA Uの正しい意味で覚えておけばいいでしょうが、今でもショップ等ではSerial ATA Uは転送速度が300MB/sである、またはNCQに対応しているという意味で使われている場合がありますので、正しくない意味も覚えておくと良いでしょう。最近ではインターフェースの名称だけでなく転送速度、NCQに対応しているかもスペックに表記されている場合が多いので、それも確認しておけば間違いは無いでしょう。

ちなみにSerial ATA Uという言葉は、次世代インターフェースとして「シリアルATA II」を開発するために作られたワーキンググループがつけたインターフェースの名称をまとめて呼ぶときに使われるのが正しい使い方のようです。しかし、インターフェースの名称と紛らわしいため、今はこの正しい使い方が行われなくなったようです。

回転数

ハードディスクはプラッタと呼ばれるものにデータが記録されますが、このプラッタを回転させることにより、データを読み込み、または書き込みします。この回転速度が速いほど、データの読み書き速度も向上しますが、同時に熱の発生の増加、動作音が大きくなります。主に5400rpm(5400回転/分)と7200rpm(7200回転/分)の回転数をもつハードディスクが多く見られますが、中には10000rpm(10000回転/分)といった回転数が非常に高いハードディスクもあります。

ハードディスクの性能が高くなったこともあり回転数を抑えてもデータ転送速度が十分高いので、熱に弱いノートパソコンや静音パソコンは、やや回転数が低いハードディスクが搭載されていることがあります。性能重視のパソコンは回転数が高いハードディスクを搭載していることが多いです。

平均シークタイム

ハードディスクはヘッドと呼ばれる部分を動かし、ヘッドはプラッタ上を移動しながら、プラッタに記録されたデータを読み込んだり、書き込んだりします。このヘッドが目的のプラッタの位置まで動くのにかかる時間のことを平均シークタイムと呼びます。平均シークタイムが短いほどデータの転送速度が向上します。

バッファ容量(キャッシュ)

ハードディスクに搭載されたメモリーの容量のことをバッファ容量、またはキャッシュと呼びます。メモリーはハードディスクと違って一時的にしかデータを保存できませんが、データの転送速度が非常に速いです。ハードディスクはこのメモリーを活かしてデータの読み込み、書き込み速度を向上させます。このバッファ容量が多いほどハードディスクの性能が高いです。

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2023/09/07 更新