そのため、CPU のコア数は性能の高さの目安になりますが、CPU はコア数が多い方が高性能だとは限りません。コア数が多くても消費電力と発熱量を抑えるためにクロック周波数を下げて性能が低くなっている CPU が存在します。
また、コアにはビッグコアとスモールコアがあり、スモールコアの方を複数搭載したマルチコア CPU は性能が低いです。ビッグコアとはサイズが大きいコア、スモールコアとはサイズが小さいコアです。
CPU はコアのサイズを大きくするほど性能を高くできますが、CPU 本体のサイズが大きくなってしまう他に消費電力と発熱量も大きくなってしまうデメリットがあります。
タブレット PC 等、内部スペースが狭く冷却性能が低い小型パソコンでは、性能の高さよりも CPU 本体のサイズの小ささ、消費電力と発熱量の小ささが求められますので、コアはスモールコアの方が適しています。
以下のリンク先に、比較的新しい CPU の性能レベルを記載しています。
- 比較的新しいインテル社デスクトップ CPU 製品(ビッグコア)
- 比較的新しいインテル社デスクトップ CPU 製品(スモールコア)
- 比較的新しいインテル社モバイル CPU 製品(ビッグコア)
- 比較的新しいインテル社モバイル CPU 製品(スモールコア)
- 比較的新しい AMD 社デスクトップ CPU 製品(ビッグコア)
- 比較的新しい AMD 社デスクトップ CPU 製品(スモールコア)
- 比較的新しい AMD 社モバイル CPU 製品(ビッグコア)
- 比較的新しい AMD 社モバイル CPU 製品(スモールコア)
一般的には、CPU はコア数が多いほど高性能だと言えますが、比較対象にする CPU によってはコア数が多い方が性能が高いわけではないことに注意が必要です。