CPU ソケットが異なる
Core i シリーズ第1世代では、CPU ソケットは LGA1366、LGA1156 ですが、第2世代では LGA1155、LGA2011(ハイエンド)です。そのため、互換性がなくなります。例えば、Core i シリーズ第1世代を搭載していたマザーボードに、第2世代を搭載する事はできません。パソコンを自作したり、PC パーツを交換する人は、ソケットが異なる事は、必ず抑えておきたいです。グラフィックス機能、性能の向上
CPU には、演算処理を行う CPU コアと呼ばれる所があります。Core i シリーズ第2世代では、主にグラフィックス処理を行う GPU コアが CPU コアと統合されています。第1世代でも、両者が統合されたと言えましたが、第1世代では CPU コアと GPU コアは、別々の半導体チップ(ダイ)上にあり、両者が同じ基板上に設置されて接続されたと言え、第2世代では1つの半導体チップ(ダイ)上に CPU コアと GPU コアがあり、完全に統合されたと言えます。この完全な統合によって、CPU コアと GPU コアは、キャッシュメモリを共有する事が可能になり、グラフィックス性能の向上が実現しています。また、両者コアの電力消費量、発熱量、動作周波数を制御する事でも、グラフィックス性能の向上を実現しています。
他に、3D グラフィックスの描画処理に適したグラフィックス機能の強化が行われ、第2世代ではグラフィックス機能、性能が向上しています。ただし、高性能なビデオカードの代わりとなるほど、グラフィックス機能、性能が向上した訳ではありません。特にビデオカードが搭載できないノートパソコン等では、第2世代のグラフィックス機能、性能の向上はありがたいものとなっています。