スピーカー

パソコンとスピーカー

パソコンを使っていると、起動したときや、シャットダウンしたとき、エラーが発生したときなどに音が出ます。これらの音は特に聞こえなくても、それほど不便なわけではないのでスピーカーは不要かもしれませんが、インターネットで動画や音楽を再生可能なサイトが増えてきましたし、パソコンで音楽CDや映像DVDをみることもあると思います。よってスピーカーは必須のパソコン周辺機器とも言えます。

付属スピーカー

デスクトップパソコンのタワー型や省スペース型では、外付けスピーカーが付属として付いていることが多いです。しかし、別売りとなっている場合もあります。一体型ではほとんどのモデルで液晶モニター同様スピーカーも一体になっています。ノートパソコンもほとんどのモデルでパソコン本体にスピーカーが内蔵されています。

パソコンに付属するスピーカーですが、テレビや音楽、PCゲーム等のエンターテイメントを楽しむことを重視したモデルでは性能の高いスピーカーが付属する場合が多いです。しかし、標準的な性能のモデルやエントリーモデルではそれほど性能が高くないスピーカーが付属する場合が多いです。性能が高くないスピーカーと言っても不便になるわけではありませんが、ミュージックやテレビ、DVD映画を少しでも迫力のある音で楽しみたい方にとっては物足りないです。

別売りスピーカー

パソコン関連商品を扱うショップなどで、パソコンとは別に単体でパソコン専用スピーカーが数多く販売されています。中には1,000円程度で買えるスピーカーから、数万円もするスピーカーもあります。3,000円から5,000円くらいの予算でも十分良いスピーカーが購入できますが、1万円以上と十分予算があると、選択の幅が大幅に広がります。ただし性能の高いスピーカーは基本的に大きいので、設置スペースを十分に確保する必要があります。

スピーカーの接続方式

スピーカーの接続方式は、主に以下の4種類があります。パソコンの音声出力端子に応じて、高音質で楽しめる接続タイプのスピーカーを選ぶと良いでしょう。複数の接続方式に対応しているスピーカーもあり、使い方に応じて臨機応変に対応できます。

アナログ接続
パソコンのラインアウト出力端子などの音声出力端子と接続します。通常パソコンにはアナログ信号で出力される音声出力端子が付いていますので、アナログ接続対応のスピーカーならどのパソコンとも接続できるでしょう。

アナログ接続は、デジタル接続と比べると外部ノイズが受けやすく音質もやや落ちますが、十分きれいな音を楽しめると思います。音質にこだわる方は、以下の光デジタル接続、またはUSB接続、ワイヤレス接続を選ぶと良いでしょう。ただし光デジタル接続の場合は、パソコンに光デジタル出力端子が必要です。
光デジタル接続
パソコンの光デジタル出力端子と接続します。光デジタル入力端子、出力端子には角型と丸型がありますが、コネクタの形状が違うだけですので、変換ケーブルを使えば互いにコネクタの形状が異なっても接続可能です。

光デジタル接続は、デジタル信号でやり取りするため、アナログ接続と比べ外部ノイズの影響を受けにくく、音質が良いです。5.1chサラウンド機能も使用できるようになるなどのメリットもあります。
USB接続
光デジタル接続同様にデジタル信号でやり取りしますので、音質の劣化が少なくクリアな音を楽しめます。5.1chサラウンド機能も利用できます。USB接続できるスピーカーは、コンパクトなタイプも多く、USBから電源が供給されるタイプなら、電源ケーブルが不必要なのでパソコン周りがすっきりします。
ワイヤレス接続
無線LANやBluetoothを使ってデータのやり取りをします。デジタル信号で音声データを受信するので、音質の劣化が少なく、5.1chサラウンド機能にも対応します。

ワイヤレス接続タイプのスピーカーは、まだ製品数が増えていく段階でしょうが、ケーブル接続が無くすっきりしますし、今後広く普及するかもしれません。

2023/09/07 更新