アップル社のパソコン Macintosh(Mac)で普及が進んでいます。Windows 搭載パソコンでも使えますが、外部インターフェース規格に Thunderbolt を搭載したモデルは少ないです。
周辺機器でも、Thunderbolt 搭載製品は見られますが、まだまだ USB 搭載製品が多いです。もし、パソコンに Thunderbolt があっても USB が無い場合、USB で使える周辺機器と接続したい時に接続できないため困ります。
そこで、Thunderbolt と USB を変換できるアダプターがあれば良いのですが、2014年9月20日時点では、パソコン側の Thunderbolt と周辺機器側の USB を接続できるようにする変換アダプターはありますが、変換アダプターの製品数は少なく価格は高いです。
逆にパソコン側の USB と周辺機器側の Thunderbolt を接続できるようにする変換アダプターは見られません。
パソコン | 周辺機器 | 変換の可否 |
---|---|---|
Thunderbolt | USB | ○ |
USB | Thunderbolt | × |
パソコン側の Thunderbolt と周辺機器側の USB を接続できるようにする変換アダプターが少ない理由は、需要が少ないからと考えられます。Thunderbolt があって USB が無いパソコンもありますが、両者そろえているパソコンが多いですので、Thunderbolt で USB 接続機器を使いたいユーザーは少ないと思われます。
また、価格が高いのは需要が少ない事も関係してきますが、Thunderbolt 関連のハードウェア価格は高い事もあります。Thunderbolt が広く普及し、量産効果等によるコストダウンが実現すれば、価格は安くなると思われます。
パソコン側の USB と周辺機器側の Thunderbolt を接続できるようにする変換アダプターが見られない理由は、需要は無きに等しいからと考えられます。
Thunderbolt で使える周辺機器はありますが、それが使えなくても代用可能な USB で使える周辺機器は見つかる可能性は高いですし、USB は Thunderbolt よりもデータ転送速度等で劣りますので、周辺機器本来の性能や機能が発揮でない場合がありますので、USB に変換してまで Thunderbolt 接続機器を使う必要性はあまりありません。
例えば、Thunderbolt で使える外付け SSD がありますが、USB で使える外付け SSD の方が多くて価格が安いですし、Thunderbolt で使える外付け SSD であれば Thunderbolt 特有の高速データ転送速度を活かしていますので、USB に変換して使えばデータ転送速度は大きく落ちてしまいます。(技術進歩によって USB が Thunderbolt のデータ転送速度を超えたら話は別です。)
必要になるとしたら、USB 搭載パソコンと Thunderbolt 搭載機器のみ持っている場合に両者を接続したい程度ですが、そのような組み合わせになるケースはあまり無いと思われます。