外付け BD ドライブは、USB2.0 のデータ転送速度で十分なのか
BD のデータ転送速度と USB のデータ転送速度
外付け BD(ブルーレイディスク)ドライブの多くの製品は、USB 接続で使用できます。USB には幾つかの規格がり、規格によってデータ転送速度が異なります。
以下は、USB の規格とデータ転送速度一覧です。
規格 |
データ転送速度 |
USB1.1 |
12Mbbs |
Hi-Speed USB (USB2.0) |
480Mbbs |
USB3.0 |
5Gbbs |
USB1.1 は古くなりすぎてしまい、外付け BD ドライブに限らず他の周辺機器でも見られません。外付け BD ドライブには、USB2.0 がある製品もあれば、USB3.0 がある製品もあります。
一方、ディスク自体のデータ転送速度についてですが、BD は DVD よりも速くなっています。そこで気になるのは、USB2.0 のデータ転送速度を、BD のデータ転送速度が超えてしまわないかです。超えてしまえば、BD 本来のデータ転送速度を出せず、最大となるデータ転送速度は、USB2.0 のデータ転送速度になってしまいます。
最高倍速次第では、BD のデータ転送速度が USB2.0 のデータ転送速度を超えてしまう
BD のデータ転送速度は、何倍速で読み書きできるかで決まってきます。以下は、BD における主な倍速のデータ転送速度です。
倍速 |
データ転送速度 |
1倍速 |
36Mbps |
2倍速 |
72Mbps |
4倍速 |
144Mbps |
6倍速 |
216Mbps |
8倍速 |
288Mbps |
12倍速 |
432Mbps |
16倍速 |
576Mbps |
16倍速となると、データ転送速度が USB2.0 の 480Mbps を超えてしまうのが分かります。しかし、各 USB 規格のデータ転送速度は理論上のデータ転送速度です。実効上のデータ転送速度は、理論上のデータ転送速度より遅くなります。
どの程度低くなるかは、ハードウェアの作りによりますが、理論上のデータ転送速度の半分出ない場合もあります。
ここでは、USB2.0 の実効上のデータ転送速度を、理論上のデータ転送速度の半分として 240Mbps とすると、8倍速となると超えてしまうのが分かります。BD のデータ転送速度は 240Mbps となり、約6.7倍速(240Mbps÷36Mbps)までしか出せない事になります。
仮に USB2.0 で理論上のデータ転送速度を出せたとしても、16倍速になれば 480 Mbps を超えてしまいます。そのため、外付け BD ドライブの最高倍速によっては USB2.0 のデータ転送速度で十分ですが、外付け BD ドライブは USB2.0 のデータ転送速度では不十分となります。
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2023/09/07 更新