なぜ1つの SATA Express と2つの SATA は排他仕様になっているのか

SATA Express 対応ストレージと SATA 対応ストレージを同時接続できない

ストレージのインターフェース SATA Express と SATA があるマザーボードが見られますが、仕様等を見ると1つの SATA Express と2つの SATA は排他仕様になっている事が分かります。

仕様等を見ると、1つの SATA Express と2つの SATA は、それぞれ独立していそうですが、SATA Express のポートは、SATA のポート2つと SATA Express 専用ポート(SATA Express 対応ストレージ接続時に使用する)が1つ並んでおり、これら3ポート分が SATA Express のポートです。

SATA Express 対応ストレージを接続する場合は、これら3つ全てのポートを使用し、SATA 対応ストレージを接続する場合は SATA のポートを1つ使用します。また、SATA 対応ストレージを接続する場合は、SATA ポートが2つありますので、2つの SATA 対応ストレージを接続できます。

つまり、仕様等に記載してある1つの SATA Express と2つの SATA は、実際は3つのポート全体が SATA Express のポートであり、そこには SATA Express 対応ストレージと SATA 対応ストレージを物理的に同時接続できないので、排他仕様となります。

(1)SATA ポート (2)SATA ポート (3)SATA Express 専用ポート
・(1)、(2)、(3)全体が、SATA Express のポート。
・SATA Express 対応ストレージを接続する場合は、(1)、(2)、(3)全てのポートを使用する。
・SATA 対応ストレージを接続する場合は、(1)、または(2)のポートを使用する。(1)と(2)の両ポートを使用して、2台接続可能。

排他仕様ではなく、互換性があるという記載の仕方

マザーボードによっては、仕様等に SATA Express ポートを、1つの SATA Express と2つの SATA が独立しているかのように記載せずに、1つの SATA Express は2つの SATA と互換性がある、すなわち2つの SATA としても使用可能と記載しています。

例えば、以下のように仕様が記載されているとします。

SATA Express 1つ
SATA 6つ(※)
(※)SATA 2つと SATA Express は排他仕様(同時使用不可)

もし、1つの SATA Express は2つの SATA と互換性があるように記載するなら、以下のようになります。

SATA Express 1つ(※)
SATA 4つ
(※)SATA と互換性あり(2つの SATA として使用可)

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2019/03/20 更新