電源ユニットの +12V 出力が複数系統に分かれているメリット、デメリット

マルチレーンのメリット

電源ユニットには、+12V 出力が複数系統に分かれたマルチレーンと、+12V 出力が単数系統のシングルレーンがあります。

マルチレーンでは、+12V の電源供給が複数の系統に分かれるため、シングルレーンよりも1系統に流れる電源容量、すなわち電流容量を抑えられるため、安定性が高くなるというメリットがあります。

例えば、シングルレーンで高性能で消費電力が高い CPU とビデオカードに対して電源供給するとします。どちらも負荷に応じて消費電力は大きく変わり、ビデオカードの消費電力が100Wから200Wに変わるとすると、電圧は12Vですのでビデオカードへ供給する電流容量が約8A(100÷12)から約17A(200÷12)と大きく変わる事になります。

電源を生成、すなわち電流を生成している元は同じですので、ビデオカードへ供給する電流容量が変われば、CPU へ供給する電流容量に影響を与え、不安定さが増す事になります。と言っても、シングルレーンで各 PC パーツへ安定して電源供給できるよう作られた電源ユニットであれば、動作に支障をきたすほど不安定になる事はまずありません。

そのため、安定性が高いというメリットがある理由でマルチレーンの電源ユニットを選ぶ必要性は低いです。

マルチレーンのデメリット

一方で、マルチレーンでは供給できる最大電源容量も分割となるため、各系統で電源容量不足となりやすくなるデメリットがあります。

例えば、+12V の供給可能な最大電源容量が 500W とします。シングルレーンであれば、+12V の電源供給対象の PC パーツ全体の消費電力が 500W を超えなければ電源容量不足となりません。

マルチレーンで2系統に最大電源容量が等分されている場合だと、1系統の電源供給対象の PC パーツ全体の消費電力が 250W を超えなければ電源容量不足となりません。

しかし、各系統の最大電源容量を超えないよう上手く配分する必要がありますが、1つの PC パーツだけで 250W を超えてしまうと電源容量不足になってしまいます。

例えば、高性能なビデオカードだと最大消費電力が 250W を超えてきますので、上記のマルチレーンの電源ユニットでは電源容量不足になります。

マルチレーンの電源ユニットには、このようなデメリットがあるため、消費電力が高い CPU やビデオカード搭載の高性能パソコンに向いた電源ユニットは、シングルレーンが主流となっています。

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2014/07/01 更新