保証期間が切れると、パソコンの修理料金は高い
パソコン購入時に標準で保証が付きますが、パソコン購入時に延長保証も付けるか選択できる場合があります。つまり、保証期間を延ばすか否かですが、延長保証には追加料金が発生しますので、延長保証を付けた方が良いのか判断に迷うところです。もし標準で付く保証期間よりも長い期間にわたって、たとえパソコンが故障しても修理して使い続けたい場合は、延長保証を付ける方が良いです。(パソコンが故障しても自分で修理する予定なら、延長保証は不要です。)
保証期間が過ぎると、パソコンが故障して修理に出すと、かなり高い修理料金がかかりますので、パソコンの保証期間が切れたら、パソコンを修理せずに新しいパソコンを買う方が合理的です。
例えば、 121ware.com > サービス&サポート > 修理サービス を参考に NEC のパソコン修理料金を挙げると、以下の通りです。
修理箇所 | 修理料金 |
---|---|
液晶ディスプレイ(12型以上16型未満) | 56,900〜59,900円 |
液晶ディスプレイ(16型以上19型未満) | 75,800〜78,800円 |
キーボード(ノートPC) | 17,500〜20,500円 |
CPU | 53,800〜56,800円 |
マザーボード | 49,600〜52,600円 |
メインメモリー | 48,500〜51,500円 |
HDD | 48,500〜51,500円 |
DVD ドライブ | 41,200〜44,200円 |
電源ユニット(デスクトップPC) | 32,800〜35,800円 |
ACアダプター(ノートPC) | 17,500〜20,500円 |
バッテリー(ノートPC) | 22,800〜25,800円 |
修理料金は、メーカーによって異なりますが、どのメーカーも似たような修理料金で高いです。
パソコンの低価格化が進み、10万円前後で買える事が当たり前のようになった事もあり、上記の修理料金は高い印象を受けるはずです。
キーボードや AC アダプター、バッテリーの故障にかかる修理料金くらいなら、出して使い続ける価値は高くなってきますが、液晶ディスプレイや CPU 等の故障にかかる修理料金を出すくらいなら、新しいパソコンを買う方が良くなってきます。
延長保証は長くても5年までが主流
標準保証期間は、メーカーによって異なりますが、1年が多いです。標準保証期間を少しでも過ぎたら、上記のような高い修理料金が発生します。3年や5年等、標準保証期間よりも長い期間にわたって、もし故障したら修理に出し、高い修理料金が発生する事を回避したい場合は、延長保証を付けるのがおすすめです。
付けられる延長保証は、長くても5年が多いです。それ以上の期間となる延長保証があまり見られないのは、パソコンは5年も過ぎると故障してしまう事は珍しくなくなり、採算が合うようするために必要な延長保証の料金が、かなり高くなってしまうためと思われます。
また、パソコンの技術進歩は早く、5年も経てば大幅に性能と機能が向上していますので、買い替えてしまう人が多く、5年以上の延長保証があっても付ける人は、かなり少ないからかもしれません。