なぜ Windows 8.1 はアップグレード版が廃止となったのか

Windows 8.1 のパッケージ版は、新規インストールとアップグレードもできる

Windows 8 では、OS 単体で販売される製品には、パッケージ版と DSP 版がありました。Windows 8 より前の Windows 7 等では、パッケージ版は、さらに通常版とアップグレード版に分かれていましたが、Windows 8 ではパッケージ版は、通常版は無くなり、アップグレード版のみとなりました。

Windows 8 の次の Windows 8.1 でも、OS 単体で販売される製品には、パッケージ版と DSP 版がありますが、Windows 8.1 のパッケージ版は新規インストールとアップグレードもできる製品となりました。つまり、Windows 8.1 ではアップグレード版は廃止されたので、アップグレード版はありません。

Windows 8.1 でアップグレード版を廃止した理由

Windows 8 からパッケージ版をアップグレード版のみにして、Windows 8.1 でアップグレード版を廃止した理由は、 「Windows 8.1」はアップグレード版廃止で119.99ドルから -INTERNET Watch によると、Microsoft は自作 PC 利用者や Windows 8.1 を仮想環境で利用したいユーザーの要望に応えるためだそうです。

具体的な要望内容が明らかになっていないため、ここからは推測となりますが、自作 PC 利用者や Windows 8.1 を仮想環境で利用したいユーザーは、Windows 8 のようにパッケージ版がアップグレード版のみだと不満であったと思われます。

自作 PC 利用者は、自作したパソコンに OS を新規インストールしたい、Windows 8.1 を仮想環境で利用したいユーザーは、現在使用中の OS を残し、仮想環境に OS を新規インストールしたいという目的があると思われますが、それなら Windows 8 のような販売形式なら、DSP 版を選べば済みます。

しかし、Windows 8 の DSP 版が持つ特徴では不満があったため、何らかの要望を出したと思われます。ここで、Windows 8 のパッケージ版と DSP 版の主な違いを見てみます。

  パッケージ版 DSP 版
新規インストール できない できる
アップグレード できる できない
32ビット版
64ビット版
両方入っている それぞれ別売
Microsoft の
無償サポート
あり なし

DSP 版を選ぶと、32ビット版と64ビット版が別売りになっているため、両方欲しい場合は、それぞれ購入する必要がありますが、多くの人は64ビット版を選び32ビット版は不要なため、多くの人にとって不満は無いと思われます。

DSP 版は、Microsoft の無償サポートがありませんが、これは多くの不満につながるのかもしれません。Windows のセットアップとインストール作業はあまり難しくなく正常に完了する可能性が高いですが、何らかのトラブルが発生して正常にインストールできない事は珍しくありません。

そのようなトラブルが発生した場合、インターネット等で解決手段を調べる手もありますが、Microsoft の無償サポートを利用したい人にとっては Microsoft の無償サポートがないと不満だと思われます。

また、Windows 8 では、Windows 7 以前と操作方法がかなり変わり、Windows 8.1 の操作方法も基本的に Windows 8 と同じなため、過去の Windows 製品を使ってきた人でも操作方法が分からなくなるものであり、これに関しても Microsoft の無償サポートを利用したい人にとっては Microsoft の無償サポートがないと不満だと思われます。

Windows 8.1 では、DSP 版でも Microsoft の無償サポートをありにする手もあったと思われますが、Windows 製品の DSP 版では Microsoft の無償サポートはなしという事を続けてきており、その分価格を安くしているため、Windows 8.1 の DSP 版で Microsoft の無償サポートをありにするのは難しかったと思われます。

Windows 8.1 でアップグレード版を廃止した理由は、自作 PC 利用者や Windows 8.1 を仮想環境で利用したいユーザーから、どのような要望があったのか分からないと推測の域を出ませんが、表には出せない理由があった可能性も考えられます。

例えば、 「Windows 8.1」はアップグレード版廃止で119.99ドルから -INTERNET Watch に記載されている通り、Windows 8.1 のパッケージ版は、Windows XP、Windows Vista、Windows 7 からアップグレードできますが、Windows 7 からアップグレードすると、全てのデスクトップアプリケーションは引き継がれず、再インストールが必要になります。ただし、全てのファイルは引き継がれます。

Windows XP と Windows Vista からアップグレードする場合は、クリーンインストールしかできませんので、全てのファイル、設定、アプリケーションは引き継がれません。そのため、事前にファイルをバックアップし、再設定、アプリケーションの再インストールが必要となります。

Windows をアップグレードしたい多くの人は引き継ぎを重視しており、Windows 8.1 のパッケージ版をアップグレード版のみにすると、ほとんど引き継ぎが行われないため、大幅に価値が下がると思われます。

それなら、Windows 8.1 のパッケージ版では、アップグレードできる事はおまけみたいなものにし、新規インストールできる製品として販売した方が良いと思われます。

あくまで推測ですが、Windows 8.1 の次の Windows で、もしパッケージ版がアップグレード版のみであったら、このような事情があって Windows 8.1 ではアップグレード版を廃止したのかもしれません。

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2015/05/25 更新