レーン数を共有するように割り振られると排他仕様となる
SATA Express と M.2 は、ストレージと接続するためのインターフェースです。2015年1月1日時点では、ストレージと接続するためのインターフェースは SATA が主流のため、SATA Express や M.2 があるマザーボードは少ないですが、徐々に見られるようになってきました。
SATA Express と M.2 の両者があるマザーボードがありますが、排他仕様となっている場合があります。SATA Express と M.2 は、どちらも規格 PCI Express に対応しますが、マザーボード全体の PCI Express のレーン数には上限があり、SATA Express と M.2 同時使用できるようにレーン数が割り振られているとは限らないからです。
PCI Express のレーンとは、データを車と例えると、1本の道路のようなものです。道路がないと車が行き来できないように、インターフェースもレーンがないとデータが行き来できません。
SATA Express と M.2 それぞれにレーン数を割り振れば、同時使用が可能となりますが、ビデオカード等の拡張カードと接続するための PCI Express 対応拡張スロット等、他のインターフェースにレーン数が優先的に割り振られ、SATA Express と M.2 が残ったレーン数を共有するように割り振られると排他仕様になります。
SATA Express と M.2 が各1つあり、排他仕様の場合
インターフェース | SATA Express 使用時 | M.2 使用時 |
---|---|---|
SATA Express | 接続して使用 | 使用不可となる(※) |
M.2 | 使用不可となる(※) | 接続して使用 |