BTO による価格上昇幅の違い

直販ショップで販売される BTO パソコン

BTO (Build To Order)パソコンとは、PC パーツを組み合わせて注文ができるパソコンの事を意味します。どこの直販ショップも、この BTO パソコンを販売しており、直販ショップで購入する多くの方が BTO パソコンを選択し、PC パーツの組み合わせを変更して注文します。このようなパソコン購入方式は直販ならではであり、既に完成されたパソコンを店頭で販売するところでは実現が難しい事です。

価格上昇幅は直販ショップによって異なる

より性能が低い PC パーツを選択したり、外したりして価格を抑えるという変更もありますが、たいていの直販ショップでは、はじめに各モデル基準となる PC パーツで構成され、そこから性能が高い PC パーツに変更できるようになっており、変更する事で価格が上昇します。

どの直販ショップも、この価格の上昇幅が同じなら良いのですが、実際は異なります。ほぼ同じ性能だと同じくらいの価格なのに、同じくらい性能アップすると数万円の差が生じてくる場合もあります。PC パーツを変更した結果生じた差分価格分上昇するのはもちろんですが、直販ショップによって、PC パーツ変更にかかるコストや、利益の出し方等が異なってくるので、価格上昇幅が異なるのは仕方の無い事です。ただ大幅に異なるとなると、購入者側は PC パーツの変更をするか考えなおすのが無難です。場合によっては、どの直販ショップで買うか変えた方が良くなってきます。

一概には言えませんが、メーカーの直販ショップでは、価格上昇幅は大きい傾向があります。一方、ショップブランドや PC パーツを販売してるパソコンショップの直販ショップでは、価格上昇幅は小さい傾向があります。この理由として、メーカー直販ショップでは、需要が比較的少なくなりそうな PC パーツを大量に安く仕入れるのが難しい事があげられます。そのため、そのような PC パーツへの変更で生じる価格上昇幅を抑えるのは厳しくなります。

一方、パソコンショップの直販ショップでは、PC パーツ単体としての需要分も見込めますので、ある程度 PC パーツを大量に安く仕入れる事ができます。そのため、PC パーツの変更による価格上昇幅は安定して抑える事ができます。

他にも様々な理由があげられますが、なによりメーカー直販ショップだから、価格上昇幅は大きいと一概には言えません。ただ PC パーツの変更した結果生じる価格上昇幅をよく確認して、価格が高くなりすぎてないか検討するのが重要です。価格上昇幅が大きすぎるのに気づかずに注文してしまうと、コストパフォーマンスの悪い買い物になってしまいます。また、パソコンショップの直販ショップに限定して比較しても、価格上昇幅が大きいところ、小さいところがありますので、こちらで購入する場合もよく検討するのが無難です。

価格上昇幅が大きくなったら

PC パーツを変更して、価格の上昇幅が数千円レベルであれば、どの直販ショップも上昇額は同じくらいです。数万円レベルとなると上昇幅の差が大きくなる可能性が高いです。そのため、価格の上昇幅が大きくなる場合は、各直販ショップで比較してみるのがおすすめです。

また、パソコンに限った事ではないですが、販売側は個別の注文に対応するほどコストがかかり、販売額が高くなるものです。そのため、直販ショップが販売している PC パーツ構成で特に問題なければ、無理にパソコンの PC パーツを変更しない方が無難です。

PC パーツを変更しないと、自分が要求する性能を満たさない場合は、自分が要求する性能を満たすよう、はじめに選択したモデルより性能が高いモデルを選びなおしてみるのもおすすめです。選びなおしたモデルで PC パーツを変更せずに注文できれば、結果的に支払額が増えてしまうかもしれませんが、販売側が設定しているPC パーツの変更にかかるコスト等が無くなりますので、よりコストパフォーマンスが高い買い物となる可能性が高いです。

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2023/09/07 更新