CAT6 は、TIA(アメリカ通信工業会)と EIA(アメリカ電子工業会)が策定した規格です。通信速度は 1Gbps、伝送帯域は 250MHz です。
CAT6e は、LAN ケーブルのメーカー独自の規格です。CAT6e は、CAT6 よりも通信速度と伝送帯域が向上しており、それぞれ 10Gbps、500MHz です。
CAT6e 登場後、TIA と EIA は CAT6e と同じ通信速度と伝送帯域を持つ CAT6A を策定し、ANSI(米国国家規格協会)が CAT6A を承認しました。
仕様には通信速度と伝送帯域以外に細かな違いはありますが、CAT6e は LAN ケーブルメーカー独自の規格、CAT6A は TIA と EIA が策定し ANSI が承認した規格である点が、CAT6e と CAT6A の主な違いです。
CAT6e の LAN ケーブルと CAT6A の LAN ケーブルは、ほぼ同じですが、正式な規格 CAT6A が登場したため、CAT6e の LAN ケーブルは市場から消えていきました。
規格 | 通信速度 | 伝送帯域 | |
---|---|---|---|
CAT6 | 1Gbps | 250MHz | TIA と EIA が策定した規格 |
CAT6A | 10Gbps | 500MHz | TIA と EIA が策定した規格 ANSI が承認した規格 |
CAT6e | 10Gbps | 500MHz | LAN ケーブルメーカーが独自に策定した規格 |