LAN ケーブルの単線と撚線(より線)の違い

LAN ケーブル内部にある銅線の構成が異なる

LAN ケーブルの内部には、8芯の銅線があります。それぞれの銅線上に電気信号を流し、データを伝送します。

1芯の銅線が、1本の銅線で構成されている LAN ケーブルは、単線の LAN ケーブルと呼ばれます。

1芯の銅線が、7本の銅線で構成されている LAN ケーブルは、撚線(より線)の LAN ケーブルと呼ばれます。

単線だと、1本の銅線が太いため、LAN ケーブルが硬く折り曲げにくくなり、設置環境によっては LAN ケーブルを通しにくくなりますが、電気信号が通りやすいメリットがあります。

銅線に限らず導体では、導体の表面に近いところほど電気信号が流れる特性があり、このような現象を表皮効果と呼びますが、太い銅線の方が導体の表面部分が広いため、単線の方が電気信号が通りやすくなります。

撚線(より線)だと、1本の銅線が細いため、LAN ケーブルが柔らかく折り曲げやすくなり、狭い場所でも LAN ケーブルを通しやすいですが、表皮効果により電気信号が通りにくいデメリットがあります。

通信速度が速いほど電気信号の周波数が高いですが、電気信号の周波数が高いほど表皮効果が強くなり、より導体の表面に近いところしか電気信号が流れなくなります。

そのため、対応する通信速度が速い LAN ケーブルほど、単線である必要性が高くなります。また、導体が長いほど表皮効果の影響が強くなりますので、長い LAN ケーブルほど単線である必要性が高くなります。

単線 ・1本の銅線で1芯
・銅線が太いため硬い
・銅線が太いため電気信号が通りやすい
撚線(より線) ・7本の銅線で1芯
・銅線が細いため柔らかい
・銅線が細いため電気信号が通りにくい

キャンペーン(PR)
マウスコンピューター
安さで勝負する数少ない国内パソコンメーカーのマウスコンピューターでは、「春のパソコンセール」を実施中です。一部のモデルのみですが期間限定で最大70,000円OFFです。
(4月24日迄)
デル
いち早く直販とBTOカスタマイズでの販売方式で大幅なコスト削減を実現したデルでは、「今週のおすすめ製品」を実施中です。対象製品が最大20%OFFです。
(キャンペーン実施中)
パソコン工房
BTOパソコン、PCパーツ、周辺機器等を安く販売するパソコン工房では、「WEB開催!スプリングセール」を実施中です。ゲーミング・クリエイター向けパソコンなどが対象です。
(4月23日迄)


2023/09/07 更新