AMD FX のモデル・ナンバーは、「FX」+「4桁の数字」+「サフィックス」で表されます。
AMD FX 4000 シリーズ、AMD FX 6000 シリーズ、AMD FX 8000 シリーズまでは、「4桁の数字」の上1桁目はコア数に一致してましたが、AMD FX 9000 シリーズは上1桁目が9ですが8コアであり、必ずしも上1桁目がコア数には一致しません。
また、ノートパソコン向けプロセッサーの AMD FX-7000 シリーズは、上1桁目が7ですが4コアです。
上2桁目からの3桁の数字は、大きいほど性能が高い事を表します。
シリーズをまたいで性能を比較する場合、基本的に「4桁の数字」の上1桁目の数字が大きい方が性能が高いです。
各シリーズの上2桁目からの3桁の数字が大きい CPU は動作周波数が高く、各シリーズの上2桁目からの3桁の数字が小さい CPU は動作周波数が低いため、比較対象によっては「4桁の数字」の上1桁目の数字が小さい CPU の方が性能が高くなる場合があります。ただし、処理内容によります。
例えば、AMD FX 4350 と AMD FX 6100 の性能を比較する場合、AMD FX 4350 の主な仕様はコア数4、動作周波数 4.2GHz(TC 時 4.3GHz)であり、AMD FX 6100 の主な仕様はコア数6、動作周波数 3.3GHz(TC 時 3.9GHz)のため、シングルスレッド処理では動作周波数が高い AMD FX 4350 の方が性能が高く、マルチスレッド処理ではコア数が大きい AMD FX 6100 の方が性能が高いです。
ただし、どんなマルチスレッド処理でも AMD FX 6100 の方が性能が高いとは限りません。AMD FX 4350 と AMD FX 6100 ではクロック周波数に結構差があるため、動作周波数の高さが大きく効いてくるマルチスレッド処理では AMD FX 4350 の方が性能が高い場合があります。
「サフィックス」は、製品の特徴を表します。標準的な製品とは異なる特徴を持つ製品に付けられ、以下のようなサフィックスがあります。
- P
- ノートパソコン向けプロセッサーの中で TDP が高い(35W)ノートパソコン向けプロセッサー。(AMD FX-7000 シリーズに付く。)
- FX 9590
- FX 9370
- FX 8350
- FX 8320
- FX 8300
- FX 8170
- FX 8150
- FX 8140
- FX 8120
- FX 8100
- FX 6350
- FX 6300
- FX 6200
- FX 6130
- FX 6120
- FX 6100
- FX 4350
- FX 4320
- FX 4300
- FX 4170
- FX 4150
- FX 4130
- FX 4120
- FX 4100
- FX 7600P
- FX 7500