販売開始したのは海外メーカの Acer(エイサー)と Dell(デル)です。販売開始となった Acer の製品名は Acer Chromebook C720、Dell の製品名は Dell Chromebook 11 であり、以下は両製品の主な仕様です。
メーカー | Acer | Dell |
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製品名 | Acer Chromebook C720 | Dell Chromebook 11 |
画面サイズ | 11.6インチ型 | 11.6インチ型 |
解像度 | 1366×768 | 1366×768 |
CPU | Celeron 2955U | Celeron 2955U |
メインメモリー | 4GB | 4GB |
ストレージ | SSD 16GB | SSD 16GB |
グラフィックス | CPU 内蔵 | CPU 内蔵 |
USB | USB2.0×1 USB3.0×1 |
USB3.0×2 |
映像出力 | HDMI×1 | HDMI×1 |
無線 LAN | IEEE 802.11a/b/g/n | IEEE 802.11a/b/g/n |
バッテリー | 8.5時間 | 10時間 |
どちらの製品も仕様は似ており、価格はショップによって異なりますが3〜4万円の間で安く買えるのが特長です。価格が安い理由は、ハードウェアにかかるコストが低く、Chrome OS は無償だからです。
なぜハードウェアにかかるコストが低いかと言うと、Chromebook では基本的にウェブアプリケーションを使用し、クラウド上でデータを管理するため、高い性能が必要なくストレージ容量は小さく済むからです。
また、Chromebook はウェブアプリケーションの利用とクラウド上でのデータ管理を前提とした使い方が求められるため、常時インターネットに接続できる環境が必須となりますが、インターネットが普及した今では、あまり大きな問題にはなりません。
ウェブアプリケーションのみを利用し、クラウド上でデータを管理する使い方ができれば、Chromebook で用は足りますので、今後ウェブアプリケーションであらゆる作業ができるようになり、クラウド上でデータを管理する使い方が普及すれば、Chromebook が Windows ノートパソコンに取って代わるかもしれません。