2つの映像出力端子を利用する
映像出力端子を2つ搭載し、かつ3画面同時出力に対応していれば、トリプルディスプレイを構築可能です。ただし、映像出力端子を2つ搭載していても、3画面同時出力に対応しているとは限らない事に注意が必要です。ノートパソコンによっては2つの映像出力端子を搭載していても、本体液晶ディスプレイと1つの映像出力端子で2画面同時出力、または2つの映像出力端子で2画面同時出力に対応しており、本体液晶ディスプレイと2つの映像出力端子で3画面同時出力には対応していない場合があります。
外付けグラフィックスアダプターを利用する
たいていのノートパソコンは、1つの映像出力端子を搭載しています。2つの映像出力端子を搭載すると、その分スペースが占有され、他の外部インターフェースを削減する必要が出てきます。それでも2つの映像出力端子を搭載する方が良ければ、2つの映像出力端子搭載ノートパソコンは増えるでしょうが、マルチディスプレイの需要はあっても、デュアルディスプレイまで構築できれば十分であり、トリプルディスプレイの需要は少ないため、1つの映像出力端子搭載ノートパソコンが主流です。そのため、2つの映像出力端子搭載ノートパソコンは少数派です。
もし、1つの映像出力端子搭載ノートパソコンでトリプルディスプレイを構築したいなら、外付けグラフィックスアダプター(ディスプレイアダプター)を利用する手があります。
外付けグラフィックスアダプターは、USB 接続で使用する製品が見られ、外部インターフェース USB を映像出力端子に変換し、映像出力できます。
ただし、ノートパソコンへの負荷が大きくなるため、性能が不足するとカクついたりレスポンスが遅くなったりし、最悪映像出力できない場合があります。
また、ソフトウェアによっては外付けグラフィックスアダプターによる映像出力ができない場合があります。例えば、ある動画再生ソフトウェアは、本体液晶ディスプレイや本体映像出力端子からは映像出力できても、外付けグラフィックスアダプターだと正常に映像出力できない場合があります。
さらに、ノートパソコンと外付けグラフィックスアダプターの組み合わせによっては、外付けグラフィックスアダプターが正常に動作しない場合もあります。
そのため、外付けグラフィックスアダプターを導入すれば、確実にトリプルディスプレイを構築できるとは限らない事に注意が必要です。