スタンダードスピード HDMI ケーブルとハイスピード HDMI ケーブルの違い

データ転送量の大きさが違う

HDMI ケーブルには、スタンダードスピード HDMI ケーブルとハイスピード HDMI ケーブルがあります。両者の違いは、データ転送量の大きさです。

ハイスピード HDMI ケーブルは、スタンダードスピード HDMI ケーブルの約2倍のデータを転送可能です。データ転送量が大きいという事は、送れる映像に関わるデータ量が大きいという事ですので、対応する解像度や色深度に以下の違いが出てきます。

  解像度 色深度
スタンダードスピード 720p(1280×720)
1080i(1920×1080)
8ビット
ハイスピード 720p(1280×720)
1080i(1920×1080)
1080p(1920×1080)
1440p(2560×1440)(※1)
2160p(3840×2160)(※1)
4096×2160(※1)
8ビット
10ビット
12ビット(※2)
16ビット(※2)
(※1)対応最大解像度は製品によって異なるため、製品によっては非対応
(※2)対応最大色深度は製品によって異なるため、製品によっては非対応

2015年9月22時点では、ハイスピード HDMI ケーブルに見られる対応解像度の最大は 4096×2160、対応色深度の最大は16ビットです。

HDMI という規格は、技術進歩によって対応解像度と対応色深度が大きくなってきた歴史があり、今後も対応解像度と対応色深度が、さらに大きくなる見込みです。

解像度の対応の違い

映像の解像度が高いほど、データの量が大きくなるため、両者のケーブルでは対応する解像度が異なってきます。

スタンダード HDMI ケーブルは、解像度 720p(1280×720)、1080i(1920×1080)まで対応しており、ハイスピード HDMI ケーブルは、720p、1080i に加えて、解像度 1080p(1920×1080)以上にも対応しています。ハイスピード HDMI ケーブルが対応する最大解像度は、 製品によって異なりますが、少なくとも 1080p までは必ず対応しています。

ちなみに、1080i と 1080p は 1920×1080 と同じですが、1080i はインターレース方式、1080p はプログレッシブ方式と呼ばれる映像表示方式となっています。インターレース方式では水平方向の走査線を奇数列と偶数列に分け、交互に表示しています。プログレッシブ方式では、交互に表示せず、全ての走査線で表示しています。そのため、1秒間に映像を表示するために必要なデータ量で考えると、1080i は 1080p の半分となります。

色深度の対応の違い

映像に表示可能な色数が多いほど、データの量が大きくなるため、両者のケーブルでは対応する色深度が異なってきます。

スタンダード HDMI ケーブルは、8ビットまでの色深度に対応していますが、ハイスピード HDMI ケーブルでは、8ビットを超える色深度(ディープカラー)にも対応しています。ハイスピード HDMI ケーブルが対応する最大色深度は、製品によって異なりますが、たいてい8ビットを超える10ビット、12ビット、16ビットこれら全てに対応しています。

上記の8ビットは、各色(RGB)での色深度ですが、3色合わせて全体で表記される場合があります。HDMI ケーブルの仕様では、たいてい3色足し合わせた全体の色深度で表記されており、例えば各色8ビットの色深度に対応しているなら、24ビット(8ビット×3色)の色深度に対応と記載されています。

同様に各色10ビット、12ビット、16ビットの色深度に対応しているなら、30ビット、36ビット、48ビットの色深度に対応していると記載されています。

ちなみに、色深度は映像に表示可能な色数を表し、例えば白と黒の2色が表示可能であれば、1ビット(0と1で2色の情報を持てる)となります。色深度のビット数が増えるほど、表示可能な色数が増えるため、より滑らかなグラデーションや自然に近い色を表現可能となり、映像の美しさが向上します。

両者の見分け方

HDMI ケーブルを選ぶなら、スタンダード HDMI ケーブルを選ぶメリットは特にありませんので、ハイスピード HDMI ケーブルを選ぶのが望ましいです。

スタンダード HDMI ケーブルは、もはや売られていない状況ですが、中古を購入する場合等、混在する中で選ぶ事も考慮して、念のためにハイスピード HDMI ケーブルか確認が必要です。

ハイスピード HDMI ケーブルであれば、パッケージや仕様等にハイスピード HDMI ケーブルと記載されています。他に、対応している解像度や色深度でも見分けられます。1080p 以上の高解像度、8ビットを超える色深度に対応していれば、ハイスピード HDMI ケーブルです。

スタンダード HDMI ケーブルをハイスピード HDMI ケーブルとして使える場合あり

スタンダード HDMI ケーブルでも、解像度 1080p(1920×1080)以上の映像信号や、色深度10ビット以上の映像信号を伝送できる場合があります。

その理由は、基本的にスタンダード HDMI ケーブルとハイスピード HDMI ケーブルには、物理的な違いはないからです。解像度 1080p(1920×1080)以上と8ビットを超える色深度に対応したハイスピード HDMI ケーブルは、スタンダード HDMI ケーブルから物理的な変更があったわけではありません。

ハイスピード HDMI ケーブルが、解像度 1080p(1920×1080)以上や、8ビットを超える色深度に対応しているという事は、これらの映像信号の伝送が可能である事を保証しているという意味であり、スタンダード HDMI ケーブルでは保証されていませんが、ハイスピード HDMI ケーブルのように伝送できる可能性があります。

解像度が高くなるほど、または色深度が大きくなるほど伝送データ量が大きくなり、正常に伝送するためには高い品質が求められます。スタンダード HDMI ケーブルでも品質が高い製品であれば、ハイスピード HDMI ケーブルとして使える可能性が高いです。逆に品質が低いスタンダード HDMI ケーブルだと、ハイスピード HDMI ケーブルとして使えない可能性が高いです。

スタンダード HDMI ケーブルをハイスピード HDMI ケーブルとして使えるかどうかは実際に使ってみないとわかりませんので、解像度 1080p(1920×1080)以上の映像信号や、色深度10ビット以上の映像信号を伝送したい場合、スタンダード HDMI ケーブルを既に持っているなら、それで伝送できるかどうか試してみると良いです。

持っていたスタンダード HDMI ケーブルでは伝送できない事がわかったら、ハイスピード HDMI ケーブルを買うと良いです。

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2017/02/16 更新