CPU の仕様に記載されている TDP は Thermal Design Power の略であり、日本語に訳すと熱設計電力と言います。
電力という言葉が入っていますので、TDP から消費電力がわかりそうですが、正確な消費電力はわかりません。なぜなら、TDP は最大発熱量を表すものであり、消費電力を表してはいないからです。
TDP から正確な消費電力はわからなくても、CPU で消費された電力の大半は熱に変わるため、消費電力の目安にはなります。ただし、ここで言う消費電力は最大消費電力です。
通常の使い方をしていれば、CPU は常に最大発熱量となる状態で動作せず、CPU にかかる負荷に応じて発熱量が変化します。言い換えると、CPU は常に最大消費電力で動作せず、CPU にかかる負荷に応じて消費電力が変わります。つまり、平均した消費電力は最大消費電力よりも大幅に少なくなります。
また、最大消費電力の目安から、平均消費電力の目安を求める事は難しいです。平均消費電力は使い方によって大きく変わるためであり、例えば同じパソコンを使っていても、動画編集や PC ゲーム等、CPU に高い負荷がかかる使い方をしていれば平均消費電力は大きくなり、インターネット等、CPU に低い負荷がかかる使い方をしていれば平均消費電力は小さくなります。
TDP(熱設計電力)から消費電力はわかるのか
TDP は最大消費電力の目安にはなる
最大消費電力は TDP の何倍程度か
CPU で消費された電力は、全てが熱に変わる訳ではありませんので、少なくとも最大消費電力は TDP より大きいです。最大消費電力は TDP の何倍になるかは、CPU のメーカーや製品によって異なりますので一概には言えませんが、大体1.5倍程度になると見積もっておくと良いです。
TDP が小さい CPU だと 1.5倍ほどにはなりませんが、TDP が大きい CPU だと1.5倍近くになります。
特にパソコンに必要な電源容量を計算したい場合に、CPU の最大消費電力を知りたいと思われますが、その場合は電源容量には余裕を持たせておくと良いですので、TDP の2倍程度に見積もっておくと良いです。
TDP が小さい CPU だと 1.5倍ほどにはなりませんが、TDP が大きい CPU だと1.5倍近くになります。
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2023/09/07 更新