CPU を販売しているショップにて、ES 品として販売されている CPU があります。
ES とは、Engineering Sample の略であり、ES 品は、パソコンメーカーやマザーボードメーカー等の CPU を必要とする開発者へ、CPU メーカーより提供される試作品です。
ES 品は、個人向けに販売される事はありませんが、ES 品の提供を受けたパソコンメーカー等から流出し、ショップへ流れてしまう事があります。
ES 品は、正式に販売される製品と比べると大幅に価格が安いですが、ES 品には様々なリスクがあります。そのため、価格が安くても ES 品は選ばない方が無難です。
それでも、ES 品を選びたい場合は、ES 品のリスクを承知しておく必要があります。
CPU の ES 品のリスク
CPU の ES 品とは
ES 品の主なリスク
以下は、ES 品に見られる主なリスクです。
そのため、インテル社の CPU であればプロセッサー・ナンバー、AMD 社の CPU であればモデル・ナンバーが同じでも、ES 品と製品では仕様が異なる場合があります。
クロック周波数やキャッシュメモリー容量等が違う程度であれば、正常に使えるのであまり問題はありませんが、不具合を解決するために仕様を変更したとなると、不具合が残っている事になります。
ES 品の提供には、そのような小さい不具合を、開発者と協力して洗い出し解決する目的もありますので、ES 品には不具合が残っている場合があります。
不具合が残っていると、どのような事が起きるかは残っている不具合次第ですが、動作が不安定、使えるはずなのにマザーボードが CPU を認識しない等のトラブルが発生する可能性があります。
例えば、オーバークロックの限界を探るために電圧を上げて使用されたり、異常な温度環境での耐久性を確認するために使用されたりしてきた経緯があり、大幅に劣化している場合があります。
ES 品が動作確認済みとして販売されているなら正常に動作するでしょうが、大幅に劣化していれば短期故障してしまう等のトラブルが発生するリスクが高いです。
試作品のため、仕様が異なる場合がある
CPU は、ES 品の完成から何らかの理由で仕様を変更し、正式に製品として販売する事があります。例えば、ES 品から不具合が見つかったり、ES を提供した開発者から意見を貰い、仕様を変更する場合があります。そのため、インテル社の CPU であればプロセッサー・ナンバー、AMD 社の CPU であればモデル・ナンバーが同じでも、ES 品と製品では仕様が異なる場合があります。
クロック周波数やキャッシュメモリー容量等が違う程度であれば、正常に使えるのであまり問題はありませんが、不具合を解決するために仕様を変更したとなると、不具合が残っている事になります。
不具合が残っている場合がある
ES 品では、全く使い物にならないような大きな不具合はありませんが、小さい不具合が残っている場合があります。ES 品の提供には、そのような小さい不具合を、開発者と協力して洗い出し解決する目的もありますので、ES 品には不具合が残っている場合があります。
不具合が残っていると、どのような事が起きるかは残っている不具合次第ですが、動作が不安定、使えるはずなのにマザーボードが CPU を認識しない等のトラブルが発生する可能性があります。
大幅に劣化している場合がある
CPU は、通常に使用するだけなら、あまり劣化しませんが、ES 品は、どのような使い方をされたのか分からず、劣化が激しくなる使い方をされた可能性があります。例えば、オーバークロックの限界を探るために電圧を上げて使用されたり、異常な温度環境での耐久性を確認するために使用されたりしてきた経緯があり、大幅に劣化している場合があります。
ES 品が動作確認済みとして販売されているなら正常に動作するでしょうが、大幅に劣化していれば短期故障してしまう等のトラブルが発生するリスクが高いです。
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2023/09/07 更新