駆動方式には、主に TN(Twisted Nematic)方式、VA(Virtical Alignment)方式、IPS(In Place Switching)方式がありますが、各駆動方式の液晶モニターのメリット、デメリットは異なります。
以下は、各駆動方式の液晶モニターのメリット、デメリットをまとめた表です。
駆動方式 | メリット | デメリット |
---|---|---|
TN 方式 |
・応答速度が速い ・製造コストが安いため、価格が安い |
・視野角が狭い |
VA 方式 |
・応答速度が速い ・コントラスト比が高い |
・視野角が狭い |
IPS 方式 |
・視野角が広い ・色再現性が高い |
・応答速度が遅い ・コントラスト比が低い ・輝度が低い ・製造コストが高いため、価格が高い |
各駆動方式の液晶モニターは、上記のメリット、デメリットが必ずしも当てはまる訳ではありません。品質が悪い液晶モニターであれば、液晶パネルに採用されている駆動方式のメリットをあまり実感できない場合があります。
また、液晶パネルに採用されている駆動方式のデメリットを改善する技術を取り入れている液晶モニターであれば、液晶パネルに採用されている駆動方式のデメリットをあまり実感しない場合があります。
そのため、各駆動方式のメリットやデメリットは出やすいと認識し、液晶パネルに採用されている駆動方式のメリット、デメリットを実感するかどうかは、液晶モニターを実際に見て判断する事が重要です。