Atom のプロセッサー・ナンバーの見方

Atom のプロセッサー・ナンバー

Atom のプロセッサー・ナンバーは、「プリフィックス」+「3桁の数字、または4桁の数字」+「サフィックス」で表されます。製品によっては、プリフィックスやサフィックスは付きません。

例えば、Intel Atom Processor N270 のプロセッサー・ナンバーは、「N270」です。

プリフィックス

プリフィックスは、製品の特徴を表します。Atom には、以下のプリフィックスがあります。
N
ネットブック向けプロセッサー。
D
ネットトップ向けプロセッサー。
Z
モバイル・インターネット端末(MID)向けプロセッサー。
CE
CE(Consumer Electronics)向けプロセッサー。
E
組込み機器向けプロセッサー。
S
サーバー向けプロセッサー。2014年5月29日時点では、Atom S1200 シリーズのみで、プリフィックスSが使われています。
C
サーバー向けプロセッサー。2014年5月29日時点では、Atom C2000 シリーズのみで、プリフィックスCが使われています。Atom C2000 シリーズは、Atom S1200 シリーズの後継です。

サフィックス

Atom には、プリフィックスのみ付いた製品が多いですが、さらにサフィックスが付いた製品もあります。サフィックスも製品の特徴を表します。Atom には、以下のサフィックスがあります。
D
Atom にサフィックスとして付く D は、メモリーに関する仕様が異なる事を示します。

2014年7月20日時点で Atom のサフィックスに D が付いているのは、Z3735D、Z3740D、Z3745D、Z3770D、Z3775D です。4桁の数字が同じでサフィックスに D が付かない製品に Z3740、Z3745、Z3770、Z3775 がありますが(Z3735 は無い。)、これらの製品と比べると Z3740D、 Z3745D、Z3770D、Z3775D は下位に位置する製品です。

仕様上の大きな違いについてですが、D が付いていない製品では、対応している最大メモリーサイズが 4GB、対応メモリー種類が LPDDR3-1066、メモリーチャネル数が 2、最大メモリー帯域幅が 17.1 GB/s であり、D が付いている製品では、最大メモリーサイズが 2GB、対応メモリー種類が DDR3L-RS 1333、メモリーチャネル数が 1、最大メモリー帯域幅が 10.6 GB/s です。
E
Atom にサフィックスとして付く E は、メモリーに関する仕様が異なる事を示します。

2014年7月20日時点で Atom のサフィックスに E が付いているのは、Z3735E です。D が付いている製品よりもメモリーに関する仕様が劣っており、Z3735E は Z3735D の下位に位置する製品です。

E が付いている製品では、最大メモリーサイズが 1GB、対応メモリー種類が DDR3L-RS 1333、メモリーチャネル数が 1、最大メモリー帯域幅が 5.3 GB/s です。
F
Atom にサフィックスとして付く F は、UTFCBGA592 パッケージでの提供となる製品であり、かつメモリーに関する仕様が異なる事を示します。UTFCBGA592 パッケージは、低価格タブレット PC 向けとなっており、従来よりも低いコストで製造が可能です。

2014年7月20日時点で Atom のサフィックスに F が付いているのは、Z3735F です。メモリーに関する仕様は、D が付いている製品と同じです。
G
Atom にサフィックスとして付く G は、UTFCBGA592 パッケージでの提供となる製品であり、かつメモリーに関する仕様が異なる事を示します。

2014年7月20日時点で Atom のサフィックスに G が付いているのは、Z3735G です。メモリーに関する仕様は、E が付いている製品と同じです。
P
Atom にサフィックスとして付く P は何を表すのか不明ですが、恐らくパッケージサイズが異なる事を表していると思われます。参考のためにパッケージサイズの値について載せておくと、2014年5月29日時点で Atom のサフィックスに P が付いているのは Z510P、Z510PT、Z520PT、Z530P ですが、これらのパッケージサイズは 22mm x 22mm です。これらの製品より前から発売されていた Z510、Z520、Z530 のパッケージサイズは 13mm x 14mm です。
T
産業向けプロセッサー。正常に動作可能な温度範囲が幅広い。
C
FPGA を統合したプロセッサー。

3桁の数字、または4桁の数字

「3桁の数字、または4桁の数字」は、数字が大きいほど機能と性能に優れている事を表しますが、必ずしも数字が大きい順に優れているとは限りません。「3桁の数字、または4桁の数字」は目安とし、どのような機能と性能を持つのかは、製品の仕様を確認して比較する必要があります。

また、数字の大きさを比較する際は、基本的に同じシリーズに属する製品で行います。Atom は、シリーズごとに分けて製品を販売しており、例えば Atom Z3700 シリーズには、Z3735D、Z3735E、Z3735F、Z3735G、Z3736F、Z3736G、Z3740、Z3740D、Z3745、Z3745D、Z3770、Z3770D、Z3775、Z3775D、Z3785、Z3795 がありますが、同シリーズ内の製品を比較した際に、数字が大きいほど機能と性能に優れていると言えます。ただし、繰り返しになりますが、必ずしも数字が大きい順に優れているとは限りません。

新しいシリーズほど数字が大きい傾向があるため、一部のシリーズに限れば、シリーズをまたいで比較した場合も数字が大きいほど機能と性能に優れていると言えますが、全体のシリーズとなると、そうは言えません。

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